閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

昔話

2016-05-20 07:25:23 | 閃き
公的機関を定年退職し、NPO法人に再就職した方と久し振りに食事をした

いつもなら一杯呑んだと書くところであるが、その方はお酒を飲まないのでこう表現する方が正しい

定年まで第一線を走り続けてきた方が定年となり、再雇用で1年間延長勤務をする頃には引き継ぎ中心で身を引き気味で幕を閉じた

お話しをお聞きすると、退職後いくつかのオファーがあったが、最終的に一番待遇が悪いNPO法人に決めたのだという

報酬よりもやりがいを選ばれたのであろう


この4月から勤務し始めた乾燥を伺ったところ、内部の悪いところばかりが目について大変だと話されたのだが、それこそがやりがいなのであろう

こういった場合、旧役員との確執が考えられるのだが、今年は理事長から事務局長まで総退陣という刷新人事

理由は明かされなかったが所謂再建人事なのであろうか


話は変わり、前職時代にお世話になった思い出話になった

若い頃からお世話になっていた当時の行事や珍事、裏話に至るまで止めどなく口を次いで飛び出してくる

そういえばそんな事があったなあ、あれはそんな事情があったのかと数十年の時を経て真実を聞かせて頂いた気分である

特に県を代表して台湾へ訪問した事は熱が入った

当時海外へ行く事はま珍しく、台湾へは訪問する日本人も少ない時代

勿論携帯電話もポケベルも無い時代に言葉もままならない世間知らずの大勢の若者を引率し、台湾当局や旅行会社との打合せを重ねて孤軍奮闘した

未だ若かった私は当然参加資格が無く、残念ながら行けなかったが、お話しの後ろに映像が浮かんでいるかのようだった


こういった時間も貴重なのである

話術

2016-05-19 09:57:05 | 閃き
橋下徹と羽鳥の新番組を録画して観た

関東版の「そこまで言って委員会」みたいな番組なのかと感じたからだが、その殆どが独壇場とも言える1人しゃべり

書いている内に熱くなり番組批判になったので書き直す事にした

番組の内容や善し悪しは観る人の判断であるのでこれ以上は触れない


橋下徹という人の話術は弁護士の職業によって生み出されたのか、はたまた街頭演説や議会での討論で身についたのか、真にたくみである

番組の最後にやくみつる氏が「論点をいつの間にかすり替えて自分の持論に持って行ってまとめ上げる能力は凄い」と皮肉を込めて話していたが同感である


大きな声を出して話すのは聞く側にとっては威圧もあるが迫力でもある

訴えようとする真剣さにも聞こえる

その時、聴衆は内容の細部まで確認が出来ていない

橋下の話術は、冒頭は例えば消費税反対という話であったのだが、いつしか沖縄の話になっている位の違いがあっても、最初から沖縄の話を聞いていた気がしてくるということ

この話術はなかなかである


古典落語の場合、マクラといわれる本筋前に話す部分は当時の用語や風習を知らない客の為に説明するものが多い

古典で無くても落語の本筋に入るのにスムーズなように配慮されているものが一般的だと思う

そのマクラが本筋と全く関係ないものだと話も纏まらないだろう

そんな比較をしていると話術は特異なもののように感じてくる


人の話を聞く時には聞く能力がなければ容易に誤魔化されてしまうに違いない

注意しなければならないね






ドラマ

2016-05-17 12:35:40 | 閃き
最近テレビドラマを観るようになった

妻はあれだけ「くだらん」とけなしていたドラマを何故観てるのと首を傾げる

きっかけはあった


ビデオデッキの機能に連ドラ予約というのがあるが、実はこの機能を使い始めてのは最近である

BSで放送されていた「王様のレストラン」が懐かしくて、再放送を録画していたのだが長女からこの機能を教えられたのだ

同じ局の同じ時間帯の番組は、同じドラマとして継続して録画されて行くので、同じ様に連ドラ予約したドラマが知らない内に録画されてた

いつものことなら、「くだらん」と観ずに消去してしまうのであるが朝ドラの「あさがきた」から「トトねえちゃん」で見慣れていたせいか何となく観始めると結構面白い

ドラマは「世界一難しい恋」である

嵐の大野君の演ずる鮫島社長のキャラが幼いやんちゃ坊主にみえて面白い

小池栄子の秘書沖村は乳母のようで掛け合いが面白い

現実からかけ離れた無いようだからだろうか、飽きないで続けて観ているし、お陰で嵐の松潤のドラマも観るようになってしまった


観るのはいつもお気に入りの映画が放映されない時に思い立ったようにビデオに撮り貯めた中から選んで観るし、GWは纏めてみた

そうそう、GWは撮り貯めてあった「駄目な私に恋して下さい」だった

深田恭子と話題のディーンフジオカの主演ドラマ

次女の旦那と2人で一挙に纏めて観た


連ドラも纏めてみれば1本の映画と同じであるのを気づいたと同時に最後まで飽きずに見続けられたということは、それなりに面白かったという事であろう

昔、篠原涼子の「派遣の品格」というドラマを続けて観た以来であった

ドラマも結構面白い

節操

2016-05-13 09:08:08 | 閃き
東京都知事の愚行が話題に上がっている

政治家の金銭感覚は一体どうなっているのか?こんな話はもう何度繰り返さなければならないのだろうか?


以前、ブログにも書いたが、都知事は自民党を離党し新党を作るといったが上手く行かず干されていた

そこに前都知事の金銭スキャンダルが発覚し、自民党からもオファーがあり都知事選に出馬し都知事になっている

前都知事の悪いイメージを払拭して、東京オリンピック招致の追い風を受けてスタートしたはずだった

それが権力の中心に居ることに慣れて勘違いを起こし公私混同を行う

一連のスクープは一貫して都知事の資質を問うものになっている


都合が悪くなると、秘書や事務方に確認させると答弁しているが、行っているのは都知事本人である

プライベートで食事に行った時の支払も秘書任せで、公費か私費かどちらで支払ったのか知らない筈が無い

もし、支払は全て秘書が行っており、一端支払った費用を処理する時に公費として計上したのは秘書であり、当人は知らないと言い張るのであろうか?

もし、そうであるなら自分の財布を秘書に任せて何に使用したのか確認もしていないという事になるのだが、それも正しい行いなのであろうか


こういった行いは節操が無い

我が身の周りに存在する全ての人間に対して、自らの戒めとして持たねばならないものが節操である

夫婦だから、親子だから、友人だから雇用関係だから、などは全く関係が無い

自分が知らない所で起こった事件についても管理責任を問われる時代であるのに、当人が拘わっている事についても知らないと逃げる行為は節操自体が備わっていない証拠である


ブラジルの大統領も愚行を問われて停職するようだし、権力を持つとこうなってしまうのであろうか

しっかり自分から認めて素直に謝罪して、身を引き締め、大任に任ると言い切れないのだろうか


母の日の報告

2016-05-12 07:23:41 | 閃き
先週の日曜日は母の日だった

日曜日まで書類作成に追われていたので、母の日である事は知っていたのだが何も準備していなかった

朝、何気なくテレビを観ていた時、通販番組で妻が欲しがっている焦げ付かないフライパンが紹介されていたので、妻を呼び出して一緒にテレビを観る事にした

妻は、今回のセットにオマケとして付いてくるマルチカッターを丁度買い換えようとしていたので欲しいという

フライパンよりもマルチカッターに食いつくなんて少々変なのだが、2人きりの生活に戻ってしまった今となっては私から何か感謝の気持ちを示さねばならぬと思い切って購入を認めた


実母は、2人で通院している定期健診に連れ立って行き、いつもの様に昼食を済ませて自宅へ送り届ける

昼食は実母の好きな回転寿司にした

回転寿司といっても、高級なネタは食べないし、大した量も食べないが、好きな物を好きなだけ食べられると喜んでいた

特別に母の日向けの何かは無いのだが、年老いた母にとってはこうした一時が嬉しいと言ってくれたので素直に受け止めた

実母には妻から毎年鉢植えの花を贈っている

花が終わると引き取って庭に植えて自分も楽しむという寸法のようである

まあ、これも毎年の事であるが、少しでも長く続くと良いと考えている


妻の母には郵貯の通販をプレゼントしたという

中々里帰りも出来ないのだが、通販カタログに掲載されている好みのものを選んで貰うのだという

郵貯の通販は金額が明示されたカードが添えられており、金額の不足部分は自分で足すことで高価な物でも手に入れることが出来る

金額が明示されるので他人には送り辛いが、実母なら言いやすいのだろう


昨夜、そのフライパンが届いたの妻はで早速、マルチカッターやフライパンを使って夕食を作った

メニューは当然卵料理

油を使わなくても焦げ付かないと喜んでいた

今年も何とか母の日は過ぎていった