四季の巡り方に少々問題があるようだ。
順番はまあ良いとして、季節に極端な長短があることが多くなった。
特に去年は、長い夏が秋をどんどん押し込んで冬にいきなりバトンタッチしたりした。
季節に敏感な植物も戸惑う筈である。
▲(サツキの花)
ナンボ何でもこの酷寒の時期に5月頃に開花するサツキはないだろうと思うのだが。
▲(ヒマラヤ桜の蕾)
例年だと11月・12月には咲いて、運が良ければ新年まで咲き続けて見ることが出来た。
ところが新年を迎えても、市民会館前のヒマラヤ桜は蕾だった。
町の外れの蕗の薹も探してみたがまだだった。
梅の定点観測というか私的梅の開花基準木を見に立ち寄った。
▲(蕾はまだ堅そうな梅)
昨年も今の時期に様子をUPしているが、同じ蕾でももう少し膨らんでいた。
今の時期にどうやら合っていそうはものは少ない。
▲(ススキ)
▲(南天の紅葉)
▲(水仙の花)
水仙も日当たりの良い場所しかまだ咲いていない。
・・・・・・
丁度今の時期にピッタリなのはビワの花。
▲(ビワの花)
ビワの花は、目立たない花の代表格だろう。
虫も飛ばない厳冬期に花を咲かせて、さぞや授粉には苦労するだろうなどといらぬ心配まで。
調べてみると、冬でもいる虫(ハエ類・アリ)鳥(雀・ヒヨドリ)などの他、自家受粉もしてしまうとか。
冬でも10~15度cくらいに短時間でもなれば、サッサと開花して自家受粉もしてしまうらしい。
まあ、頑固そうな植物もけっこう適応力があるようである。
適応出来ないものは淘汰されるのが自然の理。
どうする温暖化、どうする人間なんちゃって。
「ピラカンサ食べ尽くされている垣根」・・・しろ猫
今年もエンジンの噴き上がりは、まあまあといったところ。