カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

同姓同名この不思議な関係

2018-07-21 15:05:17 | 日常あれこれ
 「〇〇さん、△△神社に相当寄進しましたね。」という会話で始まる話には、ああ又かと思う。

 この町に引っ越して来て間もない頃に、近くの神社の改修のため町内で寄付を集めたが、我が家も家を建てたばかりだし、お世話になる町内なのでそれなりに寄付をしたことがる。

 寄付をした後で、その額が来たばかりの我々若輩者には多すぎる、もう少し少額でも良かったのにと年寄りから言われた。

 つまり相場観というものが、地域にはあったのだということを思い知らされた。

 私には生まれ故郷に先祖の墓もあり、故郷の神社にも何かある度に今も寄進を続けている。

 故郷といっても、今となっては現在の町の方が住んでいる期間はずっと長くなってしまったのだが。

 そして、数年前に付近の道路の拡張工事のため、神社の土地が少し削られ新しく玉垣を造ることになって寄付が募られた。

 前回の教訓もあって、やや抑え気味に寄付をした。

 

 新しい玉垣が出来上がり、高額の寄付者などの名前が刻まれた石の柵が、入口から鳥居を経てグルリと神社を一周した。

 名前を刻んであるのはある一定の額を寄付した人で、その他大勢は名前は刻まれていない。

 私は今回はその他大勢に加わって名前は表にでない方向を選択した。

 ところが、町内に全くの同姓同名がいて、その人の名前が(私の名前が)入口から3番目に鎮座してしまった。

 友人や知人はては、他所の街に住む知人が通りすがりに見たとか言って、冒頭のパターンで私に話しかけて来るのである。

 初めのうちは、「いやいや同姓同名が町内にいて・・・云々」といちいち説明していたが、だんだん面倒臭くなってきた。

 同姓同名の人は、借家など不動産を沢山持っていてかなり裕福らしい。

 かなり以前の話だが、転勤の都合で5年ばかり自分の家を人に貸していたことがあるが、振り込まれるべき家賃がさっぱり入金されないので銀行にたずねたら、同姓同名の方に振り込まれていたことがある。

 転勤から帰ってしばらくは、郵便物が間違って届いたり、大家さんと間違えられて若い夫婦が挨拶に来たりと色々あった。

 私は川柳を地元の新聞に投稿して楽しんでいるが、ひょっとしたら先方も「川柳見ましたよ」などと言われて首を傾げている姿を想像すると可笑しくなる。

 この頃は、間違い電話も・郵便物も・大家さんへの挨拶もすっかり無くなってしまった。

 私より年上なのか年下なのか、さっぱり判らないが、どちらかが亡くなるまでこの関係は続くのだろう。

 
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