17才の僕は「10年後は結婚しているだろう」
そんな風に漠然と未来を考えていた
18歳の僕は「結婚どころではない。それどころかどう生きていけばいいというのか?」
そんな風にはっきりと未来を案じていた
それから20数年、18の考えが揺らぐことはなかった。
でも最近思うんだ。
あんなに恐怖を感じた電車に毎週のように乗っている信じがたい事実。まだ座ることは難しいけれど。避けていた映画館にもいけた。仕事も何とか続いている自分に対して思うんだ。
「もしこの病気を今の僕の状況を理解してくれる、いや許してくれる、そんな奇跡の人が現れたなら、結婚をすべて否定しなくてはいいのではないか」と。そう思ってもいいんじゃないかと。
梅雨空の下、自動改札を抜けた僕は近くのパン屋によりトレイの上にパンを3つ乗せた。パン屋を出て自宅へと向けた足をまた戻した。予報どおりに雨が降らず、役立たずだった傘を取りに行くために。
40歳を過ぎ、老い始めた僕を許してくれる人がもしいるならば・・・。少しだけ希望を持つことをどうか許して欲しい
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18歳の僕は「結婚どころではない。それどころかどう生きていけばいいというのか?」
そんな風にはっきりと未来を案じていた
それから20数年、18の考えが揺らぐことはなかった。
でも最近思うんだ。
あんなに恐怖を感じた電車に毎週のように乗っている信じがたい事実。まだ座ることは難しいけれど。避けていた映画館にもいけた。仕事も何とか続いている自分に対して思うんだ。
「もしこの病気を今の僕の状況を理解してくれる、いや許してくれる、そんな奇跡の人が現れたなら、結婚をすべて否定しなくてはいいのではないか」と。そう思ってもいいんじゃないかと。
梅雨空の下、自動改札を抜けた僕は近くのパン屋によりトレイの上にパンを3つ乗せた。パン屋を出て自宅へと向けた足をまた戻した。予報どおりに雨が降らず、役立たずだった傘を取りに行くために。
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