ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

集団的自衛権行使閣議決定

2014-07-02 10:45:47 | 社会
昨日、集団的自衛権の行使が閣議決定されました。これは非常に問題があります。

ひとつは時の権力者の解釈で国民の権利を守るべき憲法が簡単に変えられてしまった事。まだ正式ではないですけど。本来であれば、国会議員の3分の2以上、国民の過半数の承認を得なければなりません。

もうひとつは日本が戦争やテロに巻き込まれる可能性が、格段に高まってしまうことです。日米同盟はあくまでもアメリカが主、日本が従の関係です。自民公明両党が最後の詰めで、文言について細かく論議していました。しかし、こんなものは意味をなしません。アメリカが「ついてこい」と言えば、日本は否応なく従うしかないのです。

国民の多くは、対中国など東アジアの国を意識しての解釈改憲と捉えているかもしれませんが、それならば、行使の範囲を日本の領土領海に限定すればいい。実際には全くしなかった訳です。

21世紀の戦争は宗教戦争です。キリスト教原理主義とイスラム原理主義の対立はどこまでも根深い。いまは民主党のオバマ大統領だからまだいいのですが、共和党政権に変わった時が危険です。時の大統領がアラブ諸国との戦争を決断すれば、日本も参戦しなければなりません。日本に断る選択肢などないからです。

アラブ諸国は日本に憎悪の感情を抱きます。それがテロを招く可能性は否定できません。原発が狙われたらどうなるのか?一極集中する東京都心部を狙ってくるかもしれない。2020年には東京オリンピックもあります。

巻き込まれるのは決して自衛隊や若者たちだけではない。日本人全体が標的となってしまうのが、今回の解釈改憲の恐ろしさなのです。   

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