頬をくすぐるような微かな雨でも
街歩く人の多くは傘を差している
遠くの暴風雨より
自分や所有物が濡れるのが気になるのは人間らしい
僕は相変わらず、地べたを、コンクリートを
張り詰めた思いで匍匐前進している
肘は痛みを通り越し
感覚すらなくなってきた
自宅の鍵を手探りで開け、部屋に倒れこむ
闇の中で仰向けになり、もう動けない
テレビも電気も消えたままの部屋に
雨が急に激しくなった音だけが響いた
「今日は少しばかり運がよかった」と力なく笑い
静かに眠っていく

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街歩く人の多くは傘を差している
遠くの暴風雨より
自分や所有物が濡れるのが気になるのは人間らしい
僕は相変わらず、地べたを、コンクリートを
張り詰めた思いで匍匐前進している
肘は痛みを通り越し
感覚すらなくなってきた
自宅の鍵を手探りで開け、部屋に倒れこむ
闇の中で仰向けになり、もう動けない
テレビも電気も消えたままの部屋に
雨が急に激しくなった音だけが響いた
「今日は少しばかり運がよかった」と力なく笑い
静かに眠っていく

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