ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

風に舞うトランプ

2016-11-09 21:48:35 | 
強い北風の吹いた日だった

木枯らしに乗って太平洋側から、トランプが飛んできた

落ち葉を掻き分け、それらを拾ってみる



カードの裏側にいろいろ書いてあった

「栗の季節はもう終わっただろ」

「奴が何も出来ないのはわかっている。でも、こうするよりほかになかった」

「万歳、アメリカ復権!」



トランプ勝利の報が流れた11月の夕暮れは急ぎ足で

世界の終わりのようでもあり

いつもと何ら変わらぬようでもあり



風に舞うトランプ

彼らはこれからさまざまな思惑に流され

舞い上がるのか、落下するのかも分からず

今はただただ、勝利の風に吹かれて、浮遊している













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