ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

春先の街

2018-03-04 17:49:47 | 
眠りから覚めた太陽の光が
柔らかく力強く街を照らす
人々が新しい色に変わる

こんなに暖かな休日でも数十の人は自ら死を選ぶ
楽しそうな人たちもどこかで自分を殺してる

緩やかな風に揺れる綺麗な笑顔
この季節限りの幸福な別れ
坂道をゆっくり歩けば
花の蕾たちがその時を待っている

いつの間にか時は過ぎ
夕焼けが西の空を、春先の街を染めている
かつて明日を約束してくれた夕焼けが

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