定年を迎えようとしているマフラーが
明日からの老後に不安を抱えている
無数に響くカレンダーがビリビリと破かれる音
過ぎゆく季節を放り投げ
人々は春を手元に呼び寄せる
三寒四温のバス停で、制服姿のはしゃぐ君
僕はポケットに手を突っ込み
奥底に埋まっている記憶をせわしなく探る
取り出したくしゃくしゃの色あせた写真には
あの日の夢や香りがぼやけて浮かんでいた
明日からの老後に不安を抱えている
無数に響くカレンダーがビリビリと破かれる音
過ぎゆく季節を放り投げ
人々は春を手元に呼び寄せる
三寒四温のバス停で、制服姿のはしゃぐ君
僕はポケットに手を突っ込み
奥底に埋まっている記憶をせわしなく探る
取り出したくしゃくしゃの色あせた写真には
あの日の夢や香りがぼやけて浮かんでいた