年末の音楽番組で「マリーゴールド」を聴いてからあいみょんにはまりつつあるのですが、新たに気になった曲がありました。1つは「生きていたんだよな」。まくし立てる様なセリフから入るこの曲は、現代社会への痛烈なメッセージです。この曲から尾崎豊の世界観と似ているのではと記したのですが、彼女が最も影響を受けたのはスピッツと話していました。個人的に引っかかったもう1つは「君はロックを聴かない」。この曲好きですね。スピッツ的な色彩もはっきり感じ取れます。
埃まみれドーナツ盤には
あの日の夢が踊る
真面目に針を落とす
この表現は明らかに昭和ですね。CDではなくレコード。あいみょんの父親が浜田省吾のファンらしいのですが、彼女は幼いころからそうした音楽を聴いて育ち、自然とこうしたフレーズが身についたのだと思います。
僕の心臓のBPMは
190になったぞ
君は気づくのかい?
男心がよくわかるね!というよりもあいみょんには、昔の若い男性が憑依している気がします。「私」より「僕」の方がしっくりくると語ってもいました。彼女の心に住み着いているというか。それぐらいリアリティーのある歌詞を書きます。彼女の場合、歌詞が先、曲が先ということはなく、ギターを弾きながら同時に作ってしまうそうです。
君はロックなんか聴かないと思いながら
少しでも僕に近づいてほしくて
ロックなんて聴かないと思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
恋を乗り越えてきた
このサビの部分、特に好きです。歌詞もメロディーも彼女の声の表現も。この若い男性は彼女がロックなんか聴かないだろうということは大体わかっているんですよね。でもレコードをかけずにはいられない。なぜなら口下手な彼なりの自己紹介だから。理解してくれないだろうけど、理解してほしいという矛盾した思い。野球に全く興味のない彼女をスタジアムに連れて行ってしまうのと意味合いは同じですね。メロディーも切なくて素晴らしい。
あいみょんにはこれまで通り、自由な表現を続けてほしいです。売れてしまうと、広く浅く好まれるような曲を作ってしまう人が多いですが、彼女にはそのスケールのままさらに大きく羽ばたいてほしい。個性が強く、なおかつ幅広い年代に受け入れられる稀有な存在になれるアーティストだと確信しています。
埃まみれドーナツ盤には
あの日の夢が踊る
真面目に針を落とす
この表現は明らかに昭和ですね。CDではなくレコード。あいみょんの父親が浜田省吾のファンらしいのですが、彼女は幼いころからそうした音楽を聴いて育ち、自然とこうしたフレーズが身についたのだと思います。
僕の心臓のBPMは
190になったぞ
君は気づくのかい?
男心がよくわかるね!というよりもあいみょんには、昔の若い男性が憑依している気がします。「私」より「僕」の方がしっくりくると語ってもいました。彼女の心に住み着いているというか。それぐらいリアリティーのある歌詞を書きます。彼女の場合、歌詞が先、曲が先ということはなく、ギターを弾きながら同時に作ってしまうそうです。
君はロックなんか聴かないと思いながら
少しでも僕に近づいてほしくて
ロックなんて聴かないと思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
恋を乗り越えてきた
このサビの部分、特に好きです。歌詞もメロディーも彼女の声の表現も。この若い男性は彼女がロックなんか聴かないだろうということは大体わかっているんですよね。でもレコードをかけずにはいられない。なぜなら口下手な彼なりの自己紹介だから。理解してくれないだろうけど、理解してほしいという矛盾した思い。野球に全く興味のない彼女をスタジアムに連れて行ってしまうのと意味合いは同じですね。メロディーも切なくて素晴らしい。
あいみょんにはこれまで通り、自由な表現を続けてほしいです。売れてしまうと、広く浅く好まれるような曲を作ってしまう人が多いですが、彼女にはそのスケールのままさらに大きく羽ばたいてほしい。個性が強く、なおかつ幅広い年代に受け入れられる稀有な存在になれるアーティストだと確信しています。