昨日、C級1組11回戦が行われ、8勝1敗で並んでいた近藤誠也五段、杉本昌隆八段、船江恒平六段、藤井聡太七段は全員が勝利し、順位が上位だった近藤五段、杉本八段がB級2組への昇級を決めました。
それにしても藤井君残念でした。若手強豪の都成五段を見事に破ったのですが、あと一歩届きませんでした。師匠の杉本さんも自身の昇級が嬉しいのは間違いありませんが、弟子の手前あまり喜びを表に出しにくいでしょうね。藤井君の昇級は十分ありうると予想できても、自身の昇級は予想していなかったと思われます。
しかし藤井君も近藤君との直接対決で敗れているので、その地点である程度昇級は諦めていたでしょう。近藤君は20代前半の同世代で若手実力者の増田六段を激戦の末に下して見事に昇級を決めました。そして同時に六段への昇段も決めました。昨日の対戦相手だった増田君を天才とすると近藤君は大器という印象です。増田君は竜王戦で藤井君を倒した時のような才気あふれる将棋を指しますが、同時に天才特有の波の激しさがあるような気がします。それに対し、近藤君は安定感、懐の深さを感じますね。長時間の対局にも強いので将来のA級は間違いないと思われます。
天才と大器。どちらも兼ね備えているのが藤井聡太でしょうが、その藤井君ですら順位戦での連続昇級は難しかったという結果になりました。また来期と言いたいところですが、彼には今年度にまだ1つ達成できる記録が残っています。中原16世名人の最高勝率です。あと残り何戦あるのかわかりませんが、近いうちに久保九段との対局が組まれているようなので、ここが記録達成へのポイントになると思います。
3月1日に行われたA級順位戦では豊島二冠が見事に自力で名人戦挑戦を決めました。平成生まれの名人戦登場は豊島さんが初めてです。平成の終わりに相応しい挑戦者なのかもしれません。新人王戦で藤井君と決勝で対局した出口若武三段が熾烈な三段リーグを勝ち抜き、四段昇段を果たしました。春が来ましたね。そして来期の最大の注目はやはり藤井君のタイトル戦登場、そして獲得があるのかどうかということになりそうです。
それにしても藤井君残念でした。若手強豪の都成五段を見事に破ったのですが、あと一歩届きませんでした。師匠の杉本さんも自身の昇級が嬉しいのは間違いありませんが、弟子の手前あまり喜びを表に出しにくいでしょうね。藤井君の昇級は十分ありうると予想できても、自身の昇級は予想していなかったと思われます。
しかし藤井君も近藤君との直接対決で敗れているので、その地点である程度昇級は諦めていたでしょう。近藤君は20代前半の同世代で若手実力者の増田六段を激戦の末に下して見事に昇級を決めました。そして同時に六段への昇段も決めました。昨日の対戦相手だった増田君を天才とすると近藤君は大器という印象です。増田君は竜王戦で藤井君を倒した時のような才気あふれる将棋を指しますが、同時に天才特有の波の激しさがあるような気がします。それに対し、近藤君は安定感、懐の深さを感じますね。長時間の対局にも強いので将来のA級は間違いないと思われます。
天才と大器。どちらも兼ね備えているのが藤井聡太でしょうが、その藤井君ですら順位戦での連続昇級は難しかったという結果になりました。また来期と言いたいところですが、彼には今年度にまだ1つ達成できる記録が残っています。中原16世名人の最高勝率です。あと残り何戦あるのかわかりませんが、近いうちに久保九段との対局が組まれているようなので、ここが記録達成へのポイントになると思います。
3月1日に行われたA級順位戦では豊島二冠が見事に自力で名人戦挑戦を決めました。平成生まれの名人戦登場は豊島さんが初めてです。平成の終わりに相応しい挑戦者なのかもしれません。新人王戦で藤井君と決勝で対局した出口若武三段が熾烈な三段リーグを勝ち抜き、四段昇段を果たしました。春が来ましたね。そして来期の最大の注目はやはり藤井君のタイトル戦登場、そして獲得があるのかどうかということになりそうです。