昨日は一日中自宅にいたので、もう1つはブログに乗せる予定でしたが、意外に普段より怠さが強く何もできませんでした。
藤井聡太七段の調子がいま一つ良くない気がします。NHK杯は勝利したものの、JT杯は三浦九段に敗れました。早指し棋戦のため、藤井君優位かと思ったのですが、三浦さんが研究通りの形に持っていけたようです。
デビュー以来、初めての試練ではないでしょうか?久保九段、佐藤康光九段を激戦で破り、A級中位の力はあると見ているのですが、竜王戦で豊島名人に敗れ、力の違いを見せつけられました。個人的に豊島さんは渡辺三冠に次ぐ、ナンバー2だと思っていました。名人位を獲得してもその評価は変わりませんでした。しかし棋聖戦で両雄が激突して結果は渡辺さんが3勝1敗で棋聖位を奪取したものの、他棋戦での対決も含めて豊島さんが渡辺さんと肩を並べた気がします。筋肉が付いたというか、渡辺さんに力負けしないんですよね。よって現時点では藤井君よりも12歳年上の豊島さんの成長が目立ちます。
谷川九段が将棋には研究者、芸術家、勝負師の3つの要素があると言いますが、研究者という点で藤井君は豊島さんに負けている気がします。勿論、学業と両立しているので仕方ない面はありますが。藤井君の場合、プロに入った時から高い実力を持っていたので、高校生のうちに谷川さん、羽生九段、渡辺さんの20歳と同等の力をつけたいところです。しかし、本来ならば寝て起きれば強くなっていると言われる時期なのに藤井君はもうそれを過ぎている気がします。これからは工夫をしないと大きく伸びてはいけない状況なのかもしれません。
中学3年で朝日オープンを制した時には誰もが最年少タイトルの可能性が高いと思ったはずですが、それも容易ではなくなったというのが大方の見方のようです。どちらかというと豊島さんは研究の最先端を行く秀才型の羽生タイプ、藤井君はアナログの天才の谷川タイプに分類されると思います。個人的にはアナログ型の天才は好きなのですが、やはり今の時代の最先端はソフト研究ですから、もう少し取り入れてもいいのかもしれません。本当に豊島さんは中盤あたりまで時間を使いません。それに対し藤井君は序盤で手が止まるケースが多く感じます。今は対局前の準備が凄く大事になっていますね。ただ、谷川・羽生とは年齢は逆で豊島さんがひと世代上ですから、伸びる期間の長さは藤井君の方があります。藤井聡太がどこで豊島名人に肩を並べるか、あるいは豊島が引き離すのか、それとも藤井が一気に追い抜くのかここ数年が勝負になりそうですね。
藤井聡太七段の調子がいま一つ良くない気がします。NHK杯は勝利したものの、JT杯は三浦九段に敗れました。早指し棋戦のため、藤井君優位かと思ったのですが、三浦さんが研究通りの形に持っていけたようです。
デビュー以来、初めての試練ではないでしょうか?久保九段、佐藤康光九段を激戦で破り、A級中位の力はあると見ているのですが、竜王戦で豊島名人に敗れ、力の違いを見せつけられました。個人的に豊島さんは渡辺三冠に次ぐ、ナンバー2だと思っていました。名人位を獲得してもその評価は変わりませんでした。しかし棋聖戦で両雄が激突して結果は渡辺さんが3勝1敗で棋聖位を奪取したものの、他棋戦での対決も含めて豊島さんが渡辺さんと肩を並べた気がします。筋肉が付いたというか、渡辺さんに力負けしないんですよね。よって現時点では藤井君よりも12歳年上の豊島さんの成長が目立ちます。
谷川九段が将棋には研究者、芸術家、勝負師の3つの要素があると言いますが、研究者という点で藤井君は豊島さんに負けている気がします。勿論、学業と両立しているので仕方ない面はありますが。藤井君の場合、プロに入った時から高い実力を持っていたので、高校生のうちに谷川さん、羽生九段、渡辺さんの20歳と同等の力をつけたいところです。しかし、本来ならば寝て起きれば強くなっていると言われる時期なのに藤井君はもうそれを過ぎている気がします。これからは工夫をしないと大きく伸びてはいけない状況なのかもしれません。
中学3年で朝日オープンを制した時には誰もが最年少タイトルの可能性が高いと思ったはずですが、それも容易ではなくなったというのが大方の見方のようです。どちらかというと豊島さんは研究の最先端を行く秀才型の羽生タイプ、藤井君はアナログの天才の谷川タイプに分類されると思います。個人的にはアナログ型の天才は好きなのですが、やはり今の時代の最先端はソフト研究ですから、もう少し取り入れてもいいのかもしれません。本当に豊島さんは中盤あたりまで時間を使いません。それに対し藤井君は序盤で手が止まるケースが多く感じます。今は対局前の準備が凄く大事になっていますね。ただ、谷川・羽生とは年齢は逆で豊島さんがひと世代上ですから、伸びる期間の長さは藤井君の方があります。藤井聡太がどこで豊島名人に肩を並べるか、あるいは豊島が引き離すのか、それとも藤井が一気に追い抜くのかここ数年が勝負になりそうですね。