昨日は何といってもロッテの佐々木朗希投手の快投です。槙原投手以来28年ぶりの完全試合。そして、13者連続奪三振の日本新記録、日本タイ記録の19奪三振。令和の怪物が途轍もないことをやってのけました。久しぶりに日本のプロ野球が大きな話題を提供しました。
わずか105球という投球数も驚きです。フルカウントになることはほとんどなかったのではないでしょうか。
三振を取っている球種はフォークが多かったと見受けました。勿論、163、4キロの快速球があるからこそ、打者も手を出してしまう訳ですが、野茂さんを例にあげるまでもなく、速いストレートと落差の大きなフォークの組み合わせは三振を奪うための絶対条件です。13連続奪三振も記録しているのですが、リーグを代表する好打者であるオリックスの吉田選手から三振を奪えた事が、この大記録のポイントだったと思います。やはり人間の眼は横には動いても、縦の動きについていけない性質がありますからね。
それにしても何故か岩手からは凄い投手が出てきます。大谷翔平、菊池雄星、そして佐々木朗希。日本人投手も一気に世代交代が進みそうです。その中心がオリックスの山本由伸投手と佐々木投手です。とくに佐々木君には華があります。左足を高く上げるダイナミックなフォームから繰り出す快速球。「今日の佐々木朗希はいくつ三振をとるか」「170キロ投げたか」。これからのプロ野球の最大の話題のひとつになるのは間違いありません。