ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

年末

2022-12-19 14:14:21 | 

社会の情勢からだろうか

先月まではイルミネーションは目に入らなかった

それでもこの時期になると

こじんまりした光があちこちに輝く

 

僕は北風から顔を背けるように歩く

かじかむ手はポケットにしまって

身体の線の細さは服の重ね着でカバーする

それでも心だけは今にも何処かに飛ばされそうで

 

人は孤独が多いほど

嘘のつき方が上手くなる

その場しのぎのマフラーで

自分の首を絞めていく

 

もう来年の話をしても誰も笑わない

笑わずに、それぞれの歩みで

遠慮気味にすれ違っている

コメント
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