ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

参議院選挙ふりかえり

2019-07-24 18:37:16 | 社会
参議院選挙の翌日、テレビをつけたら民放各局はすべて吉本興業の内紛を取り上げていて、違和感を覚えました。関心の高さはわかるのですが、昨日の今日だったので流石に選挙結果を流している局もあると思ったのですが。加藤の乱といえば、加藤紘一氏が起こした自民党内の反乱のはずですが。あの時の永田町のガッキーこと谷垣禎一氏の「加藤先生は大将なんだから」と加藤氏を身を挺して止める名演技(笑)忘れません。

投票率48.8%。低投票率は予想されていました。一応、私は行ってきました。右でも左でもない私のような有権者は棄権した人も多かったと思います。しかし、半分義務感で投票しました。日米安保堅持の立場なので、その中で存在感の薄い党に入れました。安保堅持などというと左の人からは右判定をされてしまいそうです。またベーシックインカムの導入を考えるべきといえば右の人から左認定されてしまいそうです。そうではなく保守とリベラルのいいところを混ぜ合わせればいいと思いますけどね。

全体を見れば自民党を含めた与党の勝利でしょう。野党は立憲民主党が、野党共闘に後ろ向きだったことが響きました。立憲は議席を伸ばしましたが、この結果に満足しているようでは永遠に野党のままです。

盛り上がらない選挙の中で山本太郎氏のれいわ新選組が旋風を巻き起こしたのは確かでしょう。ベーシックインカムも盛り込んでいたようですが、消費税をゼロにするなど荒唐無稽な気がします。結局その財源は企業に累進課税制度を導入するとのことですが、その発想は共産党と同じです。そうではなく、私個人の考えでは額はともかくベーシックインカムを導入するのであれば、最低でも消費税は軽減税率なしの10%以上、所得税、法人税と偏りなく財源を集めることが大切です。また社員の給料を上げるのなら、企業に優遇処置をとる方法も考えられます。分断は防ぐべきです。

自民党が今後マークを強めるのは既存の野党ではなく、れいわのような新勢力でしょう。次の選挙では国政政党になったので、テレビもれいわを取り上げるようになります。山本太郎氏も大幅に候補者を擁立してきます。今回ですら共産党は政策の似ているれいわに票を食われました。既存の野党はうまく対応しないと、自民とれいわの間に埋没するか、れいわと票を分断し、自民を利する形になる可能性が大いにあります。やはり、一人区の選挙協力だけではなく、一つの党としてまとまることが必要です。共産党とれいわはそこに入るつもりは毛頭ないですから、特にれいわとは選挙協力するところまでもっていかないと国民の関心はますます政治から離れます。

選挙にはもう関係ないですが、政府はいまからでも消費増税は見送った方がいいでしょう。日本自体が斜陽で国民が将来の暗闇に不安を持っていますし、増税前の駆け込み需要すらほとんど起らない気がします。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 藤井聡太、名人に屈す | トップ | 大船渡監督は佐々木朗希をど... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿