大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手の長いシーズンが終わりました。最終戦で放った46号は決して彼本来のものではありませんでした。おそらくスイングの軌道が変わってしまっているのでしょう。昨日のホームランももっと高く上がるはずですし、ここ最近はレフトへの打球の伸びも欠いていました。原因は二刀流の疲れからかもしれませんね。
それでも、コロナ渦の暗い世相の中で数少ない明るい話題を提供し続けた彼の存在は光り輝いて、太陽のようでした。
46本塁打という数字はとてつもないものではありますが、個人的には驚きません。大谷君の能力は桁外れですから。これぐらいは打つと思っていました。ただ、投手として1年間ローテーションを守り、成績を残しながらということは想像できませんでした。圧巻でしたね。
タイトルに関しては仕方ないと思います。バッターは受け身ですから、逃げられたらどうしようもありません。アメリカ、日本に関わらず、誰々には取らせたくないと思われたらそれまでです。
しかし、当の大谷選手はタイトルにこだわりはありませんでした。シーズン終盤、「もっとヒリヒリした勝負がしたい」の言葉が彼の考え方なのです。ホームラン王を争っている選手が何度もセーフティーバントを試みる姿を僕は初めて見ました。
セーフティーバントに象徴されますが、盗塁、三塁打が多いスピード感も彼の大きな魅力ですね。
子供の頃、僕の自宅の本棚には偉人の伝記が並んでいました。リンカーン、エジソンらとともにベーブ・ルースの本もありました。100年後の本棚には大谷翔平が加わっているといいですね。
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