澄み渡った空の下
白い偽善車が一台通り過ぎる
行き先くらいは想像がつく
色褪せてゆく綺麗事に包まれていたら
突然、深い霧が現れ、前が見えなくなった
そのため色々なものにぶつかり
心も体も傷跡だらけ
窮屈な服を脱ぎ棄て
本音の海へ走り出したい
真冬であることを忘れる暖かな海にぽっかりと体を浮かべ
穏やかな波に揺られて眠る
そしていつしかその幸福を
世の中は水死体と呼ぶようになるのだろう
白い偽善車が一台通り過ぎる
行き先くらいは想像がつく
色褪せてゆく綺麗事に包まれていたら
突然、深い霧が現れ、前が見えなくなった
そのため色々なものにぶつかり
心も体も傷跡だらけ
窮屈な服を脱ぎ棄て
本音の海へ走り出したい
真冬であることを忘れる暖かな海にぽっかりと体を浮かべ
穏やかな波に揺られて眠る
そしていつしかその幸福を
世の中は水死体と呼ぶようになるのだろう