「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

「伊勢物語絵の世界」

2011年08月24日 | 今日の出来事 
今日は眼科の定期検診に行ったついでに
「伊勢物語絵の世界」という展示会に行きました。

主人公(≒在原業平)が魅力的で文章もそれほど難解でなく
なんといっても1段が短い!
というわけで、「古文」と呼ばれるジャンルの中で
「伊勢物語」はかなり好きな方です。

今回の展示は、國學院大學が所有する学術資産の中から
江戸時代に作られた絵巻や室町時代の写本など数十点。
点数は少ないものの、同じ場面を別の書物で見比べることができ
なかなか興味深かったです。
手書きで彩色までされている絵入刊本や、台紙に模様が入っているものなど
現在の書物よりずっと豪華で高価なものだと感心しました。


会場でいただいた絵葉書としおり。
(上「東下り」/左下「筒井筒」/右下「東下り」)
さすがにこの時代に書かれた仮名をスラスラと読むことはできませんが
挿絵でどの章段かわかりました。

そういえば学生時代に国文学専攻の人々に混じって平仮名を読み解いたなあ。
なんだか懐かしい…