八月三日(月)曇りのち晴れ。
七時半を過ぎると家に私以外誰もいなくなる。片づけを済ませた後は、朝歩きに出た。今日は、四十分のコース。道路に蝉の死骸が目に付くようになった。長い間、土の中にいて、出てくれば、短い間生の証として、おもぃっきり鳴く。そして又、すぐに土に返る。フト、今回の選挙の自民党議員の姿にダブって見えた。
午前中は、歯医者。終了後は事務所にて仕事。三時過ぎに、子供から連絡があり、鍵を忘れた、とのことで、慌てて自宅に戻る。その後、自宅にて、チョット遅れている「実話ドキュメント」の連載原稿に向かう。
週刊新潮の記事で知ったのだが、渋谷の「シアターN」という所で、ナチのドキュメンタリー「意思の勝利」が上映されている。監督は、レニ・リーフェンシュタール。ベルリンオリンピックの記録映画の監督としても有名だ。不思議なことに、彼女のオリンピックのドキュメンタリーの「美の祭典」と「民族の祭典」はDVD化されており、有り難いことに、どれも一枚五百円で売っていた。しかし、「意思の勝利」は残念ながらソフト化されていない。もし、その理由が「ナチの宣伝映画」であるとしたら、余りにも狭い考えだ。私は、映画監督では、レニ・リーフェンシュタールが一番好きだ。戦後、ナチの協力者として長い間、不遇の中にあったが、スポーツのドキュメンタリーやプロパガンダ映画で、彼女以上の作品を知らない。
ナチのプロパガンダだから、興味ない。と言う人は、先に、チャップリンの「独裁者」を見てから「意思の勝利」を見ても良い。今週の金曜日までというから、是非、見に行くつもりである。そうそう教育テレビで「アンネの日記」をやっているので、録画して子供に見せるつもりでいる。
今日も、静かに、頂いた「眞酒(まことさけ)」という芋焼酎で家飲み。