八月二十九日(土)晴れ。
八時に起床。朝食後に家族全員で家の掃除。二時間ほどで終了。今日は、夏休み中に、子供達を何処へも連れて行くことが出来なかったので、箱根に、すすきを見に行くことにした。幸いに高速道路は混雑もなく、東名の厚木から小田原厚木道路を経て、箱根ターンパイクで十国峠へ出て、軽い昼食。写真を何枚か撮って芦ノ湖へ。残念ながら、すすきにはもう少し早いようだった。
芦ノ湖へ来るのは何年ぶりの事だろうか。野村先生と熱海へ行く途中に来たのが最後だから、もう二十年近くも前だ。こういったところに来るといつも思うのだが、景色と言うのは、ある意味で残酷である。美しい、きれいだ、などといって眼福を重ねているうちに、見る方は歳をとって行く。が、しかし、景色の方は、わずか十年や二十年ではびくともしない。写真を見比べてみても、変わらぬ景色の中に、歳をとった自分がいる・・・。
久し振りに訪ねた芦ノ湖の湖畔には、「箱根駅伝ミュージアム」が出来ていた。「寄木細工」の店をひやかしている家族と別れて、そのミュージアムをのぞいて見た。入館料は五百円也。箱根駅伝の歴史がパネルで紹介されているが、歴史的な資料の展示が少なく、チョット寂しい思いがした。私の高校の先輩で、中央大学の黄金期を築いた横溝三郎さんなども、まだご健在なのだから、ユニフォームや写真などもお借りしたら良いのではないかと思った。グッズも品そろえがイマイチで、センスがない。あまりにも専門的過ぎるのではないかと思った次第。
その後、熱海周りで帰ったが、途中愚妻が珍しく車酔いして、熱海を通り過ぎただけで、そのまま帰宅した。夜は、籠清で買った干物とさつま揚げで一杯やった。