十一月七日(日)晴れ。
ミャンマーで日本のジャーナリストが拘束されたというニュースを見た。(その後解放)不当逮捕かと思えば、正式な入国手続きをせずに、いわば「密入国」でミャンマーに入ったところ、拘束されたらしい。当たり前ではないか、不法入国すれば誰だって逮捕される。それはミャンマーだけではなく、ごく常識的な話。
マスコミによっては、何かミャンマーが悪いような報道をするところがある。ふざけた話である。悪いのは、そのジャーナリストであり、ミャンマーの軍事独裁政権ではない。また、軍事独裁政権のどこが悪いというのか。民主主義の国でなければ「悪」などという概念は世界共通のものなのか。そうではないだろう。亜細亜、アフリカなどでは、民主主義が行き渡っていない国が沢山ある。それらの国も皆、悪なのだろうか。
日本の馬鹿マスコミは、かつて韓国の朴政権を「軍事独裁」と批判したが、北朝鮮の金日成の独裁や、当時のソ連の共産党独裁政権には一切の批判を加えなかった。ミャンマーの軍事独裁を「非民主的」と言うならば、お隣の中国の共産党の一党独裁も、同じコンセンサスで批判をすべきではないか。
アウンサン・スーチーとかいう、イギリス帝国主義の手先の女の解放を求めるならば、中国で拘束されている、ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏の解放にももっと努力すべきである。そして北朝鮮に拉致されている日本人同胞と、スーチー女史とどちらが悲劇なのか、声を大にして報道すべきと思っている。
日本と日本人は、かつてのビルマ、ミャンマーに対して、もっと温かい目で見るべきだ。そして更なる支援をして、連帯すべきではないだろうか。中国に対するODAなど即刻中止して、ミャンマーに向けるべきだ。
ガンバレ、ミャンマー!ガンバレ連邦団結発展党(USDP)!
良い天気なので、障子の張替えを行なった。しかし、小さい窓の障子紙を裏返しに貼ってしまい、家族から馬鹿にされた。オヤジのメンツはベロンである。胡桃沢耕史の「上海リリー」を読了したが、浅田次郎の「マンチュリアン・リポート」は、「上海リリー」と手法が似ていると思った。マッいいか。
夜は、愚妻とお酉様へ行った。上の子供は塾で下の子供は、頭が痛いと、家で寝ていたために、めずらしく夫婦水入らずとなった。中華街に上海蟹が出回り、お酉様が始まる。ボージョレーの飲める頃になると、ヨコハマは木枯しに包まれるが、この時期のヨコハマが好きだ。