三月六日(水)晴れ。
我が国にオリンピックを招致するためのIOCの評価委員会の現地調査が始まり、メダリストや様々な人たちが2020年の東京開催のために努力している。私は、オリンピックの東京開催に大賛成である。生きているうちに、もう一度あの感激を味わいたい。私が生きてきた中で、昭和三十九年の東京オリンピックの感激。あの時ほど、日本人であることに誇りを持ったことはなかった。あの時の、東京の青空を今も思い出すことが出来る。
街頭のインタビューで、お年寄りのご夫人が、「そんなお金があるのならば、福祉にまわせ」とのたまっていたのを見て、違和感を感じた。「アンタ幾つまで生きたいの」と。福祉などに頼らずに、もっと楽しんだ方が良いのではと思ってしまう。
もちろん福祉が充実するのに異論はない。しかし、何でも国がやってくれると言う考えは良くない。福祉を充実させるのには、税金の高負担が必要であるということを忘れてはならない。
IOCの評価委員の皆さんが、皇太子殿下とお会いになった。このことを「皇室の政治利用」と見るか、単なる「儀礼」と評価するかで様々な意見がある。保守派の中でも、国学院の大原康男先生は、「国政に関する機能を有しない」と条文にある以上、政治性を帯びた五輪招致活動に天皇や皇室が関与するのは憲法上の疑問が残ると言わざるを得ない。こうした憲法上の足かせを清算することが先決。と否定的だが、百地章日本大学教授は、「儀礼的で全く問題はない」と言い切っている。さて皆さんは・・・。
案の定、二日酔いで、目を覚ましたら家にいるのは私だけ。朝食を済ませて、コーヒーを飲んで頭をすっきりさせた時には、すでに昼近かった。結局、大したこともせずに一日が終わってしまった。当然、夜に風呂に入ってから、酔い覚ましのための酒。遅くなってからBSで「ボディガード」を見る。以前見たものだが、何年か経って見ると、それなりに新鮮である。しかし、ボディガードの家に守るべき対象の主人公を連れて行った時に、壁に日本刀が掛けてあるのだが、それが逆さまになっていたのには、アレレ。
外国の映画では、このような間違いがまれにある。ブルース・リーのカンフー映画では、悪役の日本人が袴を後ろ前に穿いていたし、007では、庭で相撲取りがシコを踏んでいた。「パールハーバ」では、神社の鳥居の中に旭日旗が下がっていたし、確か大本営が原っぱで会議をしていた。メガネをかけた出っ歯のカメラを首から掛けた大家が出てきたのは、オードリーヘツプバーンの映画ではなかったか。今度、そういった間違いを集めた映画を作ってみたらどうか。