白雲去来

蜷川正大の日々是口実

大岡川の桜。

2013-03-31 17:14:54 | インポート

三月三十日(土)曇り。

天気が悪かったが、午前中に横浜の大岡川沿いに咲いている桜の写真を撮りに行った。この場所で、もう八年も前から家族の写真を撮っている。同じ場所で写真を撮るのが好きだ。子供たちの成長がリアルに分かる。写る景色は変わらないが、子供たちだけが、当たり前だが大きくなって行く。そんな写真を撮る場所が幾箇所かあって、季節ごとに出かけては写真を撮る。

Dscf5474※残念ながら花曇りだった。

午後から、愚妻と共に食材の買い出し。大好きな松原商店街を歩く。ここは本当に安い。豆腐が四丁で百円などという値段で売っている。マグロのブツ切りがあって購入。いいマグロで嬉しくなった。カツオも並んでいたが、やはりイマイチなので敬遠。

六時半から、来訪した友人らと飲み始める。案の定マグロは当たり。持って来て頂いた「孤独のグルメ」も肴にして静かな土曜日の一日が終わった。


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ブログつながりの方たちとの一献会。

2013-03-31 17:00:36 | インポート

三月二十九日(金)晴れ。

 九時半から歯医者。終了後に尾崎放哉の句集が読みたくなってランドマークにある書店に行ったが、開店は十一時とのこと。三十分以上もあるので、仕方なく自宅に戻った。夕方まで原稿の整理。

 夜は、ブログを通じて知り合いになった方々との一献会を「やまと」にて催した。この人たちは、皆、隠岐さんの知り合いなのだが、私はお会いするのは初めての方ばかりである。随分前に、PCで野村先生のことを検索していたら、ヒットしたのが「酔って候へど」というブログ。

このブログは、「酒場放浪記」のようでとても面白い。出張の多い方らしく、様々な土地の酒場の情報が料理と共に紹介されている。もちろん高級な店ではなく、通りがかりにフラッと入れるような気さくな店ばかりなのである。文章も軽快、酒も料理も私好みで、いっぺんにファンとなってしまった。そのブログにコメントを入れる、隠岐さんいわくガンマGTP1000越えのM水軍さんや、そのお友達たち。今日お会いできることをとても楽しみにしていた。

六時に、「やまと」へ集合。一応、やまとの鳥をフルコース一歩手前でおしまいにした。(詳しくは「酔って候へど」を読んでみて下さい)その後、サリーの店に転戦。ナイジェリアから帰国した古谷喜久男氏も偶然に合流。なにやら黒人のバンドマンのようなヘアースタイルになっていたのには、ゲゲゲのゲ。皆さん遠路なので九時過ぎに解散。私も古谷氏に送って頂き帰宅。いい夜だった。


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惜別の歌

2013-03-31 13:36:09 | インポート

三月二十八日(木)晴れ。

 私が道の兄と慕った、元楯の会の阿部勉さんは、結婚式などでスピーチを頼まれると、「歌を歌います」と言って必ず「惜別の歌」を歌った。その場違いな歌は、シャレの分かる人たちに大いにウケたものだった。その「惜別の歌」は、小林旭が歌ってヒットし、昭和三十七年(一九六二)に同名の映画が公開された。

 今でも送別会などで歌われているその「惜別の歌」は島崎藤村の「若菜集」の中にある「高殿」という詩に曲をつけたものである。元の詩は「悲しむなかれ我が姉よ」が、「我が友」に代わっている。その詩に曲をつけたいきさつが、以前、産経新聞の湯浅博氏のコラム「くにのあとさき」で読んで、とても感動した。

 「歌には、終戦間際の若者たちの過酷な歴史が刻まれていた」と。戦時中、勤労動員された中央大学の学生、藤江英輔が、藤村の詩に曲をつけた。当時、藤江は学生仲間に召集令状の赤紙を配る役割を担わされていた。赤紙が配られると、誰もがその刹那に青ざめたものだという。それでも藤江は「おめでとう」と言わざるをえない。その心の葛藤が、友を戦場に送り出す「惜別の歌」を生んだ。

 戦場に行く友へ、「旅の衣を整えよ」の「旅の衣」とは、軍歌「出征兵士を送る歌」の中にある、「華(はな)と咲く身の感激を、戎衣(じゅうい)の胸に引き緊(し)めて」の「戎衣」(注・戦争に出る時の衣服・軍服のこと)であったに違いない。

酒が入り興にのればその「惜別の歌」を良く歌った。しかし、そのいわれを知った時から、胸が詰まって、余り歌わなくなった。私の好きなブログに「二木紘三のうた物語」というものがある。様々な歌のエピソードが書かれており、とても勉強になる。そこに「惜別の歌」に曲をつけた藤江英輔氏の原稿が掲載されている。是非、読んで頂きたいと思っている。

下の子供を連れて、事務所に寄ってから松原商店街に晩酌の肴を買いに行った。カツオを発見。長ネギと生姜も買って帰った。しかし、しかしだ。やはり今時のカツオ。色も味も悪かった。仕方がないので、少しだけ刺身にして、残りを「ズケ」にした。あーあがっかりな夜だった。

 


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