白雲去来

蜷川正大の日々是口実

「大右翼史」の初版。

2014-10-01 13:18:32 | インポート

九月二十九日(月)晴れ。

朝食は、東横線沿いの大口商店街に本店のある能登屋のさつま揚げに北海道の「山わさび」をつけて食べる。これが最高です。それに大根の味噌汁。天気もいいし、朝飯も美味いし、これでうんとお金でもあれば言うことなしなのだが、浪人の身でそんな贅沢を言ったら罰が当たる。

しばらくズルをしてウォーキングに出ていなかった。どうも運動不足だと寝ていて足がつりそうになる。午前中に仕事を済ませてから久しぶりにウォーキングに出た。歩いていて、何かいい匂いが漂っていると思ったら金木犀だった。この香りが好きだ。一時間ほど歩いたら、情けないことに足にきた。反省しきり。また歩こうと思っている。

戦後の民族派の理論家として知られた荒原朴水先生が編纂した「大右翼史」という本がある。二千頁もの大冊であり初版は昭和四十年に発行され、その後、初版の倍の頁の改訂版が発売された。「広辞苑」よりも更に頁数が多い。私は両方持っているが、戦前、戦後を通じて、右翼・民族派の歴史や出来事、団体を解説した物はこの「大右翼史」の右に出るものはない。昨今、様々な「右翼関係史」をまとめた本が出版されているが、失礼ながら質、量とともに「大右翼史」に遠く及ばない。二年ほど前に一冊の本にまとめられた山口二矢烈士の「供述調書」も、「大右翼史」に初めて掲載された。

縁あって、荒原先生には一時期可愛がられて、ご自宅に良く伺った。その後、荒原先生がまとめられた民族派の理論書「我らの教典」では少しお手伝いをさせて頂き、その本の中に取り上げられている杉本五郎中佐の「大義」は私が贈呈した物である。

現在、ホーム頁を作っている。弊社が発行している野村先生関係の著書にとどまらず民族派関係の本も販売しようと思っている。民族派の古書店と言えば、古い同志で京都に本店のある魚谷哲央さんの洛風書房が有名であるが、私は昭和維新運動、民族派運動のみに限って古書を紹介、販売してみたいと思っている。

Dscf6602 ※「大右翼史」の初版。二千頁もある。

Photo ※「大右翼史」のパンフ。貴重なもので、恐らくこれを持っている人はほとんどいないのではないだろうか。

Photo_2 ※「大右翼史」の目次。「大正編」。

夜は、町内の仲良しさんたちとの一献会を、ラーメン屋さんの「たつ屋」で行った。一時間ほど飲んでから帰宅。


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