白雲去来

蜷川正大の日々是口実

三浦和義氏の七回忌。

2014-10-14 13:29:02 | インポート

十月十一日(土)晴れ。

今日は、私が道の兄と慕った元楯の会の阿部勉さんと、「ロス疑惑」で有名な三浦和義さんのご命日である。阿部さんは平成十一年に五十三歳という若さで亡くなられた。辞世ではないが、平成十年に、共同出版した歌集「国風(くにぶり)」(展転社)の中で詠んだ「春も酒」と題した歌が、今では阿部さんの辞世のように膾炙されている。

われ死なば火にはくぶるな「栄川」の二級に浸して土に埋めよ。

三浦和義さんとは、私がある事件を起こして東京拘置所にいる時に文通をしていた。連合赤軍の植垣康博さんも同時期に東拘にいて色々と中での過ごし方などをアドバイスして頂いた。出所なされた三浦さんが「群青忌」に出席して以来、様々な場所で一緒になった。そう言えば、松山の矢野隆三さんを訪ねて、一緒にお祭りを見に行ったこともあった。最後の旅行はサイパン。そのサイパンで拘束されるとは思わなかった。面会に行ったことなどが懐かしく思い出される。脚本家の河村シゲルさんが企画して開催していた代官山のライブハウスでの三浦さんとのトークショーに私も出たことがある。ゲストとして来た人たちと三浦さんの対談形式のトークショーが一冊の本になったこともあった。

Sim1 ※この本に私と三浦さんの対談が掲載されています。

平成の二十年に移送されたロスで謎の死を遂げた。今日はご命日で七回忌となる。その法要に出席するためにお墓のある平塚に行った。同行の人たちとの待ち合わせの時間を一時間間違えてしまい、仕方なく「七夕祭り」で有名な商店街を散策してみた。知らない街へ行くと古書店に入るのが楽しみの一つだが、残念ながら見当たらなかった。驚いたのは、その商店街の周りにはパチンコ屋が一軒もないことだ。良いことだ。

十二時過ぎに、脚本家の河村シゲルさんや冤罪をなくすために尽力をしている今井恭平さん、映画監督の山際永三さんや自らの冤罪で戦った福井雅樹さんなどと合流。一時から法要。その後墓所で手を合わせてから直会。三浦さんの弁護を担当した、弘中淳一郎弁護士が挨拶と献杯の後に、久しぶりの人たちとの懇親。

帰宅後は、事務所にて仕事。夜は酔狂亭で月下独酌。 


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機関誌の最新号。

2014-10-14 12:36:57 | インポート

十月十日(金)晴れ。

東京オリンピックから五十年か。オリンピックが開催されたのは私が中学二年生の時だった。陸上部に所属していて、努力すればいつかはあの大観衆の見守る中で走ることが出来る、などと不遜な夢を見ていた。開会式で入場行進をする日本の選手団の姿をテレビで見て、とても感動した。大東亜戦争の敗戦からわずか十九年で、アジア初となるオリンピックを開催するまでの国になったのだ。私のこれまでの人生を振り返って、一番感動した出来事と言えば、やはりオリンピックに尽きる。

聖火の最終ランナーであった坂井義則氏がちょうど一か月前に亡くなられた。マラソンの円谷幸吉さんや八十メートルハードルの依田郁子さんなどオリンピックのスターもすでに亡くなれている。昭和は遠くになりにけりか。

私が発行している機関誌「燃えよ祖国」の第二〇六号が完成、発送した。毎月、新しい機関誌が出来ると、嬉しい反面ホッとする。本来ならば、もっと安価にしてより多くの人たちに読んで頂きたいのだが、何せ事務所や私の活動費をねん出させなければならない。読者の皆さんにはご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願い致します。

Photo_2 ※第206号です。

Photo_3 ※目次と、巻頭は野村先生が昭和47年に獄中から愛国党の総裁、赤尾敏先生のご夫人に宛てた手紙を掲載させて頂いた。


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私の原稿とコメントの掲載誌。

2014-10-14 11:36:29 | インポート

十月九日(木)曇り。

どうやら群青忌前に機関誌「燃えよ祖国」の発送が間に合った。しかしヤマト便の話では台風が近づいているので、配達が遅れるかもしれない。とのこと。それは仕方がないが、せっかく作ったものなのだから、少しでも早く読者の所に届いて貰いたいものだ。

社友の都築信吾氏のお世話で「紙の爆弾」という雑誌に原稿を掲載させて頂いた。朝日新聞に関することで、タイトルは「野村秋介が朝日新聞に遺した『遺言』」というもの。サブタイトルは「エセ保守メディアが書かない『問題の深層』」。タイトルもサブタイトルも「紙の爆弾」の編集者が付けたもの。また今週発売の「アサヒ芸能」の特集、「『実録』でわかった天皇と朝日新聞」という記事に、私のコメントが掲載されている。先日の電話取材の折のものである。こちらも編集者によって良くまとめられていた。

2 ※「紙の爆弾」

1 ※私の原稿です。

Photo ※コメントが掲載されている「アサヒ芸能」

夜はおとなしく酔狂亭で独酌。秋刀魚が安くて美味しい。竜田揚げ、蒲焼にして食した。


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