白雲去来

蜷川正大の日々是口実

山房五月黄梅の雨。

2017-06-01 11:38:35 | 日記
五月二十六日(金)雨。

朝食は、頂き物の「華正樓」の焼売、タラコにもやしの味噌汁。私は、焼売は、清風楼か安記のファンだが、ぐっとボリュウムがあって、高級感のある華正樓や重慶飯店の物も良い。横浜名物の崎陽軒の物は真空パックは嫌いで、特選シュウマイのみ買う。もやしの味噌汁は、イマイチだった。

外は雨。明日、二十七日は支払いの日。雨の中を、ヨロヨロと銀行や郵便局を回る。金が無いうえに雨か・・・。こんな日は、酒も飲みたくない。家に戻って、シジミエキスを飲んで夜に備えた。

五月の雨と言えば、良寛さんの詩を思い出す。

首を回らせば五十有余年 人間(じんかん)の是非は一夢の中 山房五月黄梅の雨 半夜蕭蕭として虚窓に灑そそぐ。と言うもの。

現代語訳は、生まれてこのかた五十年あまり。振り返って考えてみると、この世界は善も悪も夢のようなものだ。山中の庵(五合庵)に五月雨がふりかかる。夜中に、さびしげにふる雨を、私はこのみすぼらしい窓から眺めている。

やっぱり憂鬱になるか。夜は、タケノコの唐揚げが食べたくなって、スーパーで水煮を買って、揚げてみたが、残念だった。一緒に買ったカツオも、ニゾウかサンタ程度でがっかり。金は出て行く、気持ちはブルーで、肴もダメか。せめて酒だけでもと思って、とっておきの「金霧島」の封を切った。

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楠公祭。

2017-06-01 11:03:08 | 日記
五月二十五日(木)晴れ。楠公祭。

朝食は、アジの干物、しらすおろし、青森は十三湖産のシジミの味噌汁。一日の食事の中で朝食が一番好きだ。最も、昼は、大体麺類、夜は酒の肴が主流なので、ご飯を頂く朝食を大切にしている。

午後から東京行き。今日は、四時半より赤坂の乃木神社にて「楠正成公歿後六百八十一年・楠公祭」があり出席。千代田線の乃木坂駅を降りると、懐かしさが甦って来る。野村先生が亡くなられた後、赤坂のみすじ通りにあった「野村事務所」に一年ほどいて、乃木坂のすぐ近くの赤坂七丁目に事務所を移動した。当時は、湘南新宿ラインがなく、JRの保土ヶ谷駅から横浜駅で東横線に乗り換えて渋谷へ行き、銀座線で表参道でさらに千代田線に乗り換え、乃木坂駅まで行った。私の事務所までは歩いて五分ほど。いつも梓みちよの「メランコリー」が、頭の中でリフレーンしていた。

四時半から勉強会。演題は、祭主の犬塚博英氏による「大楠公に学ぶ『承詔必謹』『尊皇絶対』観」。テキストなどを使って楠公精神を分かりやすく解説して頂いた。終了後は神事。今回は、楠公祭世話人の横山孝平氏にらよる「祈願詞」が朗読されたが、とても秀逸で感動した。聞いていて思わず、落涙しそうになったほどだ。

終了後は、直会には参加せずに、盟友と錦糸町へ。「223」にて食事の後に一軒転戦。十時過ぎに家路についた。

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