白雲去来

蜷川正大の日々是口実

人生で読んだことのない二冊の本。

2017-09-14 10:39:14 | 日記
九月十三日(水)晴れ。

何度も見たり、読もうと思えば、すぐに読めるのに、これまで全く開いたことのない本が二冊ある。それは「聖書」と「時刻表」である。ホテルに泊まると、ほとんど聖書が常備されているが、日本人でホテルに泊まって聖書を読む人がどれくらいいるのだろうか。何でも、キリスト教の普及のために、ナントカ言う協会が聖書を無償で配っているとのこと。

聖書と言えば、中学生の頃だからもう五十年以上も前のことだが、クラスで読書感想文を提出した時に、ナカノマリさんと言う子が「旧約聖書を読んで」と言うものを書いて、先生から褒められた。その時、私は、聖書などを読むと言う動機や、良くそんな物を読むな、と呆気にとられたことを良く覚えている。頭の良かった彼女は二年生になる時に、横浜は山手にある名門女子中学に転校して行ったが、「聖書」を見る度に、そのナカノさんのことを思い出す時がある。

「時刻表」を読まないわけは、単に私が数字に弱いからである。あの細かい数字が並んでいるのを見ただけで、めまいがしてくる。ちなみに愚妻は、若い頃に添乗員をしていたことがあり、時刻表など、お茶の子サイサイである。今後も、聖書と時刻表を読むことはないと思うが、ホテルは聖書の代わりに、野村先生の句集『銀河蒼茫』でも置いてくれたら、良いのにといつも思うのだが。また時刻表を見なくとも、PCで「乗り換え案内」を開けば、ほとんど用が足りるから有難い。

爽やかな、秋晴れの朝は、サンマの蒲焼、竹輪と結びこんにゃくの煮物、納豆。昼は、上の子供と、伊勢佐木町のラーメン屋「大源」にて、メンマ・ワンタンメン。夜は、憂国の企業家、松本洋三氏とカウンター、トイレ、台所をきれいにした「やまと」で一献。途中から、カメちゃん参戦。その後「愛福楼」へ転戦。一時間ほどで帰宅。

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