白雲去来

蜷川正大の日々是口実

酒の肴になる本。

2020-10-01 19:05:35 | 日記
9月20日(日)曇り。

暑くもなく、寒くもないちょうど良い天気。愚妻と久しぶりに一時間歩いた。どなたかの家の庭に白彼岸花が咲いていて、街は秋の装いに染まっていた。朝食は、函館の筋子、ひきわり納豆、キャベツの糠漬け、ジャガイモの味噌汁。昼は抜いた。夜は、イーオンの「日本一」とかいうお店で買った焼き鳥、カツオのタタキ、マグロの刺身を肴に「伊佐美」で月下独酌。

「8月16日、いよいよ秋だ。友はまだ来てくれない。私はいはゆる『昏沈』(※こんじん。仏語。身心を沈みこませ、積極的な活動をさせなくする心のはたらき)の状態に陥りつつあるようだ。持っている物ーそれがなければ造庵にとりかかれない物が来ない。8月17日、やっぱりいけない、捨て鉢気分で飲んだ、その酒の苦さ、そしてその酔いの下らなさ」山頭火、昭和七年の「行乞記」の一説である。そして「あてもない空からころげてきた木の実」という句を詠んだ。(「山頭火の秀句・果てもない旅から」上田都史著・潮文社)

ふとめくった山頭火の本。読んでいて心がふさいだり、ホットしたり。酒の肴にもなる。

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酒抱きてけふも堕ちなん。

2020-10-01 18:45:16 | 日記
9月19日(土)曇り。

木、金曜日と怒涛の二日間はさすがに疲れた。楽しい酒席はつい飲み過ぎてしまう。道の兄であった、元楯の会の阿部勉さんの「数知れぬ過失は酒とともにありその酒抱きてけふも堕ちなん」が浮かぶ。そういえば、来月の11日は阿部さんの命日だ。亡くなられてからもう21年か。今日は、「反省」の日を過ごそうと思う。

朝食は、千葉は館山のサバの文化干し、函館の筋子、同じく函館のとろろこぶのお吸い物、自家製キャベツの糠漬け。昼は抜いた。夜は、最近お気に入りの自宅近くの「サニーロード」にある「魚屋」で買ったマグロとカツオの刺身、宇都宮の「みんみん」の餃子、蒸し鶏。反省しつつお供は「伊佐美」のロックを三杯に、ジョニ黒のソーダー割りを二杯。大いに反省した。

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