9月20日(日)曇り。
暑くもなく、寒くもないちょうど良い天気。愚妻と久しぶりに一時間歩いた。どなたかの家の庭に白彼岸花が咲いていて、街は秋の装いに染まっていた。朝食は、函館の筋子、ひきわり納豆、キャベツの糠漬け、ジャガイモの味噌汁。昼は抜いた。夜は、イーオンの「日本一」とかいうお店で買った焼き鳥、カツオのタタキ、マグロの刺身を肴に「伊佐美」で月下独酌。
「8月16日、いよいよ秋だ。友はまだ来てくれない。私はいはゆる『昏沈』(※こんじん。仏語。身心を沈みこませ、積極的な活動をさせなくする心のはたらき)の状態に陥りつつあるようだ。持っている物ーそれがなければ造庵にとりかかれない物が来ない。8月17日、やっぱりいけない、捨て鉢気分で飲んだ、その酒の苦さ、そしてその酔いの下らなさ」山頭火、昭和七年の「行乞記」の一説である。そして「あてもない空からころげてきた木の実」という句を詠んだ。(「山頭火の秀句・果てもない旅から」上田都史著・潮文社)
ふとめくった山頭火の本。読んでいて心がふさいだり、ホットしたり。酒の肴にもなる。
暑くもなく、寒くもないちょうど良い天気。愚妻と久しぶりに一時間歩いた。どなたかの家の庭に白彼岸花が咲いていて、街は秋の装いに染まっていた。朝食は、函館の筋子、ひきわり納豆、キャベツの糠漬け、ジャガイモの味噌汁。昼は抜いた。夜は、イーオンの「日本一」とかいうお店で買った焼き鳥、カツオのタタキ、マグロの刺身を肴に「伊佐美」で月下独酌。
「8月16日、いよいよ秋だ。友はまだ来てくれない。私はいはゆる『昏沈』(※こんじん。仏語。身心を沈みこませ、積極的な活動をさせなくする心のはたらき)の状態に陥りつつあるようだ。持っている物ーそれがなければ造庵にとりかかれない物が来ない。8月17日、やっぱりいけない、捨て鉢気分で飲んだ、その酒の苦さ、そしてその酔いの下らなさ」山頭火、昭和七年の「行乞記」の一説である。そして「あてもない空からころげてきた木の実」という句を詠んだ。(「山頭火の秀句・果てもない旅から」上田都史著・潮文社)
ふとめくった山頭火の本。読んでいて心がふさいだり、ホットしたり。酒の肴にもなる。