白雲去来

蜷川正大の日々是口実

休肝日の読書。

2020-10-30 13:57:29 | 日記
10月14日(水)晴れ。

良い天気である。しかし昨日の酒が残っており、起きられなかった。時計を見たら、エッこんな時間か・・・。老い先短いのに昼近くまで寝ていたら、時間の無駄である。猛省する。午後に公私共にお世話になっている方が来訪する。激励を兼ねてご芳志を賜る。足を向けては寝られない。正座し野村先生の遺影に報告。

朝食を兼ねた昼食は、銀鮭のムニエル、ボイルウインナー、昨日の残りのシチュー。夜は、スキヤキ、清風楼の焼売。ノンアルの缶ビールを二本飲んでおしまいに。休肝日とする。源田実の『風鳴り止まずー真珠湾編』を読む。

12月8日の真珠湾攻撃に先立つ11月17日、出撃に際して、山本五十六司令長官は、機動部隊の南雲指揮官以下に機動部隊の旗艦「赤城」の飛行甲板に各級指揮官、幕僚、それに飛行下士官を集合させ、艦尾の軍艦旗に向かうようにして、その一語一語に万感の思いを込めて、壮行の辞、「機動部隊出撃に際する訓示」を述べた。

その時の様子を、宇垣纏参謀長は、名著『戦藻録』の中にこう記している。「・・・切々、主将の言、肺腑を衝く。将士の面上、一種の凄味あるも、一般に落付きあり。各々、覚悟定まり忠節の一心に固まれるを見る。此の拳固(もと)より若干の犠牲は予期せざるべからずも、神護により願わくは其の目的を達せらん事を」と。名文だなぁー。

以前から『戦藻録』(新漢字・新かな版・上、下)を読みたいと思っているが、二冊で6千円。中々思い切りが付かないまま数年が過ぎている。我ながら威勢が悪い。

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