4月18日(月)雨。
朝から雨で、肌寒い一日だった。横浜の桜はほとんどが葉桜となったが、この時期寒い日を「花冷え」という。日本と日本人にとって「花」と言えば桜を意味する。野村先生の獄中句集『銀河蒼茫』の「春の句」に、「花冷えの今日も石塀 石襖」がある。刑務所の塀はいつ見ても寒々しい。
地元の桜の名所の大岡川沿いの桜もすっかり散って、葉桜ばかり。その下を歩いていると、野村先生の「葉桜の 風の言葉は 独り聴く」がすぐに浮かぶ。桜の時期に雨が降れば「花の雨 けむる祖国のさみしさよ」。落花を見れば「さくら散るいまも三島の死の光芒」が・・・。
上の子供と旅行に行っていた愚妻らが帰って来るので最寄りの駅まで迎えに行く。夜は、豊橋の餃子、能登屋の「さつま揚げ」、ナスと挽肉のオイスターソース炒め。お供は「芋」。酔狂亭にて独酌。ロシアのウクライナへの侵略止まず。