3月2日(木)晴れのち曇り。
朝食は、天ぷらうどん。昼は抜いた。夜は、キノコのアヒージョ、茹で手羽先のごま油と醤油味、明太子。お供は「三岳」。酔狂亭にて独酌。
給っている新聞や雑誌の切り抜きを整理した。その中に、かつて産経新聞に連載していた曽野綾子さんの「透明な歳月の光」の平成20(2008)年6月23日の記事に目が留まった。「『中曽根康弘句集2008』に見た総理の魂」サブタイトルは「政治家は黙することで大成する」。是非読んでみたいと思って探して見たら、2700円から570円までのものがあった。多少汚れや傷みがあっても読めればよいと思って570円の物を買った。届いたら、大した汚れも傷もなくいい状態だった。
句集は中曽根さんの「学生時代」、「海軍時代とその後」、「国会議員となって」、「首相時代」、「首相退任後」、「国会議員を辞して」という構成となっている。曽野さんは「総理大臣は普段どんなことを考えているのか。対立する立場に立たされた時、どんな内心の葛藤があるのか。それをどう処理するのか知りたいと思う。マスコミはしばしばそのような好奇心を満足させるための記事を載せるが、中にはほとんど時流の波に乗って、推測で書かれたものもあるようだ。しかし、ここに第一級の資料が出た」と中曽根元総理の句集を紹介している。
句集など、めったに買うこともないが、ゆっくりと詠んでみるつもり。余談ながら、中曽根さんがその句集を出した2008年は、ちょうど90歳の卒寿。卆寿とも書く。九と十を重ねて卆寿か。