白雲去来

蜷川正大の日々是口実

世に処(お)ること 大夢の若し 

2023-03-07 14:34:38 | 日記

3月5日(日)晴れ。

朝食は、豚肉とピーマン炒め、チキンカツ、わかめの味噌汁。昼は抜いた。夜は、10月の群青忌の打ち合わせの後に、市川の蕎麦屋さんで一献会。

FBFが、2年ほど前の私のブログをアップしてくれた。酒とズブズブの関係となって久しく、昨日、何を食べたかも思い出すのにも苦労するので、自分でも、ヘェーこんなことを書いていたんだ。と、感心してしまう始末。こんな記事でした。

歳のせい、と言えば何でも許されるような気がする。この時期、雨でも降ってとてつもなく寒い日など、何もせずに自宅にいて一日が終わる時がある。何をしていたのか・・・。朝起きて食事をして、コオヒイを飲んで、ユーチューブやコンポで好きな歌手の音楽を聴き、昼になればまた飯を食い、コオヒイを飲み、本を読んでウトウトして、暗くなれば、「黒霧島」を相手に独酌する。寝ようとして布団に入ると、今日の一日を思い、その堕落に慄然とすることがある。残り少ない大切な一日を無駄にしたことの後悔に一瞬苛まされるが、雨や寒さのせいにして忘れることにしている。李白の詩に「春日、酔いより起きて志を言う」と言うものがある。その一節。

 世に処(お)ること 大夢の若し 

胡爲(なんすれ)ぞ 其の生を労する

所以(ゆえ)に終日醉い

頽然(たいぜん)として 前楹(ぜんえい)に臥す ※前楹は「入口の柱」の意

 訳、この世に生きることは、大きな夢を見ているようなの。どうして、あくせくと、我が生を苦しめてよいものか。だからこそ、一日ぢゅう酔っぱらい、くずれるように、広間の南の柱あたりに倒れ臥す。(『李白詩選』松浦友久編訳・岩波文庫)※写真は、李白の想像絵。

 


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