3月3日(金)晴れ。経団連事件の日と桜田門外の義挙祭。
朝食は抜いた。昼は煮天丼、わかめの味噌汁。夜は、チキンカツ、キャベツの千切り添え、餃子。お供は「三岳」。酔狂亭にて独酌。「ののじのキャベツピーラー」というものをネットで見て買った。千円とちょっと。これがとても良い。キャベツの千切りは、切れ味が命。スライサーも持っているが、「ピーラー」の方が簡単で良い。
野村先生が同志らと「財界の営利至上主義を撃つ」として財界の総本山である経団連会館を襲撃・占拠したのが四十六年前の今日のことだった。当時、私は二十六歳。何気なくテレビを見ていたら臨時ニュースで「右翼が経団連を襲撃」というテロップが流れた。すぐに野村先生たちの行動とピンと来た。居ても立ってもいられなかったが、何をして良いか分からなかった。何で、俺が家にいるのかと、いたたまれなかった。何年たっても今日の日が来ると、あの時の忸怩たる思いが甦る。その時に城山三郎の小説『一歩の距離』を読んだことが、その後に私の背中を押してくれた。最も十年の歳月を必要としたが。早いもので、経団連事件から四十六年が過ぎたか・・・。
「経団連事件」を扱ったものでは、事件の翌年(昭和五十三年)の四月に発売された『愛国戦線』の通巻百四十号、「特集・経団連事件」が良くまとめられている。津久井龍雄・永田美穂・須藤久・丸山照雄・相田浩といった人たちの事件への所感。更に弁護団の「冒頭陳述」弁護団の「最終弁論」、東京地裁の「判決文」が掲載されている。そして永田美穂さんのタイトルがまたいい。「萩がこぼれる、桜がまた散る」である。また、今日は、「桜田門外の変」の日でもある。水戸で行われていると言う「烈士祭」にいつか参加してみたいと思っている。