白雲去来

蜷川正大の日々是口実

先生の代表句を寄贈。

2023-03-27 11:45:30 | 日記

3月25日(土)雨。

朝食は、土鍋でお粥、錦糸町の「223」のキムチ。昼は抜いた。夜は、鳥鍋・キムチ入り、カツオ。お供は「黒霧島EX」。

テレビは、WBCで優勝した侍ニッポンの特集が続いている。ほとんどの試合を最初から最後まで見た。準決勝、決勝はハラハラドキドキの連続で、選手には申し訳ないが、とても楽しめた。あるアメリカのメディアは、「大谷翔平の大谷による大谷のためのWBCだった」と論じていた。最も、大谷以外の選手だって活躍したし、印象に残った選手も多い。それでも大谷に対しては世界のメディアが、「大谷による大谷のための」と評したのである。誰の発言かは失念したが、「好青年を英訳するとショウヘイ・オオタニとなる」と言っていたが、さもありなん。MVPを栗山監督にも上げてほしかった。

岐阜の護国神社内に建設された「昭和維新の歌・史料館」に寄贈する野村先生の代表句「俺に是非を説くな激しき雪が好き」の書を紹介する野村先生のプロフィールを書き終え、花房東洋先輩に送らせて頂いた。これまでに「史料館」には、血盟団事件の指導者、井上日召の書を二幅、犬養毅元首相の短冊、昭和29年に熊本にて開催された「孫文・宮崎滔天・民蔵追悼集会」に参加された、方々の寄せ書きの掛け軸、これは横1m50cm、縦2mもあるもので、花房先輩が、掛け軸から展示しやすいように額装にしてくれた。その寄せ書きを書いた人たちの写真と人物の解説も添えた。更に、野村先生の書と、昭和46年に獄中の野村先生に届いた、三上卓先生の訃報を知らせる電報と解説。「史料館」は今年の5月15日にお披露目となる。是非とも、多くの人たちに見て頂きたいと思っている。

 

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旅をテーマにした本を2冊読んだ。

2023-03-27 11:13:09 | 日記

3月24日(金)曇りのち雨。

朝食は、納豆、ピーマンと豚肉炒め、モズクの味噌汁。昼は抜いた。夜は、お世話になってている人たちと、自宅近くの「浜一寿司」にて時局を肴の一献会。

旅をテーマにした本を二冊読了した。どちらも読み終えてしまうのが、とても惜しいと思えるような本だった。浅田次郎の『流人道中記』(上下・中公文庫)と沢木耕太郎の『天空の旅人』(新潮社)の二冊である。二冊とも枚数の多い本なので、とても読みごたえがあった。『流人道中記』は、流罪となった旗本を江戸の与力が、江戸から青森県東津軽郡の三厩(みんまや)まで押送する道中記。架空の物語だが人情噺が満載で、とても良かった。沢木耕太郎の『天路の旅人』は、戦争中に中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した日本人、実在の西川一三の『秘境西域八年の潜行』をもとにして書かれたノンフィクション。

本を読むのにも眼鏡が必要となった。今月の21日で満72歳となった。視力が落ちるのも当然か。今年は桜が咲くのが早い。車で、大岡川の川沿いを走ったら、8分くらい咲いていた。ふと、野村先生の、花の雨 けむる祖国のさみしさよ。の句が浮かんだ。


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