9月29日(日)曇り。
いゃー27日の自民党の総裁選挙はドラマチックだった。派閥のしばりがなくなって9人もの人が立候補したのも前代未聞だが、一回目の投票で高市早苗が勝ち、鉄板かと思ったら決選投票で石破茂に負けた。こんなことは政治評論家でも予想できなかったに違いない。個人的には高市早苗に勝って貰いたかったが、ハテと思うのは、靖国神社への参拝を公約にしていたことだ。そんなことを言っても、総理になれば、勢いで一度は参拝しても中国、韓国との外交的配慮から断念せざるを得ないだろう。特に、アメリカの民主党がいい顔しないのは安倍総理の時をみても分かる。
大東亜戦争で多くの先人が亡くなられているが、その方々の殆どがアメリカとの戦いで戦死されている。特に東條さん始め戦争指導者を極刑にしたのは、アメリカをはじめとする戦勝国である。その人たちが合祀されている靖国神社に日本の総理が参拝することをアメリカ人が許すはずもない。政治家と思想家とは違う、政治は妥協の産物である。また、靖国神社を政争の具とするのはおかしいと私は思う。参拝するのであれば、黙って行けばいい。そして国会に行く折には必ず靖国神社に参拝してから行く。わざわざ8月15日などに行く必要はないと思っている。
誰が総理になろうとも、喫緊のテーマは、アメリカに押し付けられた占領基本法とも言うべき現行憲法の改正である。自衛隊を憲法に明記することも大切だが、堂々と「国軍の創設」と言って欲しいものだ。