白雲去来

蜷川正大の日々是口実

二十四年目の記念日。

2011-01-16 10:06:02 | インポート

一月十三日(木)晴れ。

 今日は、私達が惹起した事件から二十四年目の記念日である。二十四年と言う歳月は、悲しいかな確実に人を変化させる。もちろん変わらないものもあるだろうが、変ることの方が多い。人間関係、個人の環境、意識、etcである。嫌なことも、良いことも皆「記憶」の中に閉じ込められ、やがて忘却の彼方へ去って行く。

 

 二十四年も前の感傷に浸っている時間などないが、年に一度、怠惰な自身の反省の意味を込めて、北の果ての独房で寒さに震えながら学んでいたことを思い出すのも良いかもしれない。

 

 朝一番で東京行き。愚妻の手の怪我が治らず、バスで駅まで行く。満員のバスに乗ってきた非常にセンスの良い、二十五、六のお嬢さんを何気なく見たら手には、エルメスのバーキン、時計はダイヤがちりばめられたローレックス。服も、周りの人たちとは違って、ひときわ目立っている。いい女なのだが、全身にブランド品を身につけてバスに乗って出かけるという「貧しさ」が、一瞬で、その女を冷めたものにしてしまう。まあどうでもいいか。

 

 午前中は、お世話になっている方にご挨拶し、いつもとても勉強になる話を聞かせて頂く。お暇するのが、残念なほど有意義な時間である。

 

 下山した盟友と別れがたく、少々早いが、まず一献、と言うことになり下町に行き、二軒転戦。まだ飲み足らずに、友人を誘ってさらに一軒。時計を見ればまだ二時半である。しかし、体は、メロメロである。「アナタは右に、私は左へ」と別れて電車に乗ったのは良いが、爆睡してしまい、気がつけば洋光台。私は誰、ここはどこ、といった感じでまた横浜に戻り、横須賀線に乗り換え、保土ヶ谷へ。外は真暗だった。

 

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