白雲去来

蜷川正大の日々是口実

何、風呂にチョコレート。嫌な時世じゃありませんか。

2009-01-20 10:46:43 | インポート

一月十九日(月)晴れ。

 朝食の後は、洗濯機のふたが壊れてしまい、その修理の人が来るので待機していた。その間に、様々な手紙を五通ほど書いた。修理代が一万五千円もかかった。うーんこの時期に痛い出費である。

 午後からは、事務所に行き、機関誌の印刷。頑張ったが、半分しか出来ずに、子供が帰ってくるので帰宅した。

 オバマ氏がアメリカの大統領に就任するが、その期待感からか、マスコミはアメリカ国民の熱狂振りを伝えている。わが国の評論家も、えてして楽観的で、オバマ氏の「変革」に期待している。しかし、果たして万病を治す一粒の良薬などあるのだろうか。いやあるまい。

 どこの国の国民も熱っぽく冷めやすい。これが庶民感情と言うものだ。いやマスコミだってそうだ。九・一一テロ直後のブッシュ氏の支持率はどうだったのか。安倍政権誕生の時の、あの高い支持率は・・・。

 オバマ氏も例外ではあるまい。この世界的な不況を打破するような特効薬を処方できずに入れば、半年後には、現在の麻生政権と同じような支持率となるに違いあるまい。いやそれを期待しているのではない。国民に希望を持たせることも大事だが、「ガマン」を、臆せず述べることの方が、指導者としては大事なことではないだろうか。

 夜、テレビを見たら、若い芸能人の結婚式の様子を報じていた。キャスターは、得意げに、「報道陣は二百人、フジテレビではカメラを七台設置しました」と。バッカじゃなかろうかルンバ、と鼻で笑うのは私だけか。この不況で路頭に迷う人や、経済不安が社会的な現象になっているときに、マスコミはこの体たらくである。人の幸せを妬んでるわけではない。たかが、と言っては失礼かもしれないが、小娘の結婚に右往左往する姿が醜い、と感じるだけだ。

 それと、箱根の小湧園というホテルが、バレンタインデーに向けて、「チョコレート風呂」というものを宣伝していた。風呂にチョコレートを入れて楽しんでもらう、とのことだが、こんなことを考えるホテルも、行くほうも頭がおかしい、と抗議する人もいないのか。たしかに、「ゆず湯」や「菖蒲湯」などの習慣がわが国にはあるが、それはそれなりの理由があってのこと。

 風呂にチョコレートを入れる余裕があるのならば、宴会での残りの料理を「勿体ないので、お土産でお持ち帰り下さい」ぐらいの宣伝でもしたほうが良い。

 小湧園の社長となど会ったことがないが、きっと金はあっても、心の貧しい、無教養な奴に違いあるまい。いやな時世じゃありませんか。


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不肖宮嶋氏の座右の銘が良かった。

2009-01-20 09:01:34 | インポート

一月十八日()晴れ。

 子供達は午前中からボーイスカウトの行事のため出掛けて行った。私は、愚妻と一緒に我が家の片付け。

 昼過ぎに戻ってきた子供達と、自宅の近くの「ビックボーイ」というハンバーグの専門店で昼食。子供いわく「お父さんの作った、ハンバーグの方が美味しい」。最近は、お世辞も上手になった。食後は、事務所に行き、掃除をしたのちに五時まで仕事。

 先日「諸君」の特集、「座右の銘」を買ったと、書いたが、当たり前だが実に様々な人生訓が、様々な人たちに存在する。しかし、読んでいて感じたのは「キザダナぁー」ということであった。中には、雑誌に自分の書いたものが掲載されるということで、読まれることを意識したような匂いがプンプンする「座右の銘」が、かなりあるように感じられた。

 その各界の著名人七十七人の中で、ナルホドと思ったのは、不肖宮嶋氏の「人間である前にカメラマンであれ」と言うものと、嵐山光三郎氏の「馬鹿は死ななきゃ治らない」だった。

 詳しいことを知りたい方は「諸君」を買ってみてください。


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東映・時代劇シリーズを買いました。

2009-01-19 10:23:05 | インポート

一月十七日(土)晴れ。

 連日良い天気が続いている。我が陋屋は日当たりが良いほうなので、よほどの寒さでなければ暖房を使用しない。机に向かっていると、つい眠たくなってしまう。原稿用紙に書き込むのと、パソコンで作業をするのでは、やはり画面を見つめて目が疲れるのか、パソコンの方が眠たくなる確立が高い。

 一日、机に向かって、機関誌の編集と校正を行った。結果、ようやく第一校が上がった。後は、写真の挿入や誤字脱字の確認をして、後、二回ほど校正をしてから印刷にかかる。来週早々には、完成させるつもり。

 以前、通販で資料用にと「昭和タイムス」というものを買った。中々良くできていて、ケースまでついているので整理が簡単で良い。調べ物は、インターネットで事足りる場合が多いが、やはり本やグラビアを見ながらの方が楽しいに決まっていてる。

 そのシリーズが終了したので、今度は、同じ会社の「東映・時代劇シリーズ」を注文した。テレビで宣伝しているのでご存知だと思うが、その第一回が送られてきた。昭和三十六年公開の東映オールスター総出演の「忠臣蔵」である。

 早速、見たが、これが、すごいのなんのって、のけぞるほどだった。東映の時代劇全盛期に作られたものだから、金はかかっているし、役者はすごいし、もう言うことなし。失礼ながら、これを見たら、テレビや、昨今の時代劇なんぞ屁だね。忠臣蔵の好きな四宮正貴先生に見せたかったなぁー。ああいい買い物をして良かった。


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左右の目、ではなく座右の銘

2009-01-17 10:58:01 | インポート

一月十六日(金)晴れ。

 正午より、友人等と焼肉屋で会食。やはり焼肉は夜よりも昼の方が体に良いような気がする。食後はお茶をしてから自宅に戻り机に向かう。三時半から病院。一時間ほどで自宅に戻り、真面目に仕事をした。

 書店で、暇つぶしをしていたら、「諸君」の二月号で、「座右の銘」の特集をしていたのが目に留まり買ってみた。まだ読んではいないが、中曽根康弘、石原慎太郎、細川護熙、野村克也といった人たち七十七人が、自分の座右の銘を披露している。面白い企画である。その内に私も民族派の人たちの座右の銘を特集してみたいと思っている。

 柄にもなく、取材などで「蜷川さんの座右の銘は」などと聞かれることがある。それまでは、そんなことを聞かれる立場でも歳でもなかったので、聞かれた時は、さすがに慌ててしまった。そして、そんなことも考えずに、のんべんだらりんと生きてきた自分自身を恥ずかしく思った。それから折に触れて、何か、自分の座右の銘となるような言葉、故事を探しているが、これ、と思うものが浮かばない。

 それでも聞かれて、「ありません」と言えば、相手に失礼だし、仕方ないので、好きな漢詩で、唐創業の功臣、魏徴の「述懐」の末尾の一節、

人生感意気 (人生意気に感ず)                                                  功名誰復論 (功名誰かまた論ぜんや)

 というものにしている。昭和維新の歌(青年日本の歌)にも引用されているものだ。その人の、性格や人生が「座右の銘」に象徴されているようで興味深い。


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派遣社員は弱者なのか。

2009-01-16 15:04:12 | インポート

一月十五日(木)晴れ。

 六時起床。朝食をしっかり食べてから東京行き。防共挺身隊の對馬則政氏と佐久間五郎氏と待ち合わせて、お世話になっている方にご挨拶。いつも公私共に良くして頂き恐縮する。四十分ほどでお暇し、ヨコハマへ戻る。

 午後は、友人の主催する骨董市場を見学。今年初めての市場とあってか、早めに終了した。四時過ぎに友人と打ち合わせ。六時過ぎに自宅に戻った。

 お世話になっている方から、「世界日報」の一月十三日の記事、「『派遣村報道』に"資本家=悪役の紋切り型を諌める日経・村上龍氏」というものを頂いた。

 派遣社員イコール弱者というような報道がなされる中で、冷静にその分析をした記事である。活字にして打ち込む時間もないので、貼り付けてみました。見苦しい場合は、「世界日報」をネットで調べてください。

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コメント (2)
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