白雲去来

蜷川正大の日々是口実

ロコモーションの時代。

2009-12-22 08:50:05 | インポート

十二月二十日(日)晴れ。

 分かっていても、つい「寒い、寒い」という言葉が出てしまう。日曜日だと言うのに、上の子供は部活で学校へ行った。子供が大きくなるにつれて、休みも一緒に過ごすことが少なくなった。せめて日曜日くらいは、部活も休みにして欲しいものだ。

 

 そういう私も、今日は三時と四時と、忘年会が二つも入っている。まずは、三時から藤巻強氏らの忘年会がある。二時半に、松本佳展君に迎えに来て貰い、途中、井土ヶ谷駅にて清和崇君をピックアップして会場となっている、「ニューシフォン」へ。ごく身内ばかりの集まりなので、のんびりしようと思ったのだが、四時から、サリーの友人で「19年会」、つまり昭和19年生まれの人達が主催する年末のパーティーがあるので、皆さんにご挨拶をして中座した。

 

 松本君に送って頂き、関内駅前にあるビルの十一階、「リトル・ダーリン」へ。すでにパーティーは始まっていて、盛り上がっている。いつものサリーファミリーに挨拶して席に着いたが、私達より五、六歳上の人達が元気にバンドに合わせて踊っている。

 

 その中に、歳相応な体を弾ませて、一心不乱に踊っているオバハンが目に留まった。失礼ながらボンレスハムがポシェットをかけて弾んでいるようだ。スゲェーナァーと思って見ていたら、私の視線に気がついたサリーが、「マー坊、あれ○○だよ」。エッーと絶叫してしまった。私が高校生の頃にジャズ喫茶(分かるかなぁー)やディスコなどで見かけた○○だが、当時の面影など全くない。いくらか好きだった分、チヨット悲しかった。それでもお互い様か・・・。

 

 目が慣れてきて、良く見ると、周りは、オジサンとオバサンばかり。還暦前のサリーや私などが若い方なのだから、その場の雰囲気が想像できよう。

 

 携帯電話のCMで、スマップが「ロコモーション」の曲に合わせて歩くものがあるが、その「ロコモーション」という踊りがあるのを若い人は、恐らく知らないだろう。前の人の肩に手を置いて、数珠つながりになって、曲に合わせてステップを踏むものだが、会場に来ている人達の殆どが、踊れるのには、笑ってしまった。スマップのメンバーに教えてやりたいものだ。もちろん私も覚えています。その曲が流行った60年代、確か、日本では、伊東ゆかりがカバーしていた。

 

 それでも、皆さん元気で、バンドも19年生まれの人たちとは思えないほどパワフルで、60年代にヒットした曲を演奏していて、とても良かった。それもかなりオシャレな人達が多かった。きれいに歳をとる、ということを実感したパーティーだった。

 

 二次会には、十人ほどで、尼野保君の経営する、大通公園前の炉端焼き「花笠」へ。古谷喜久男氏が合流。その後、山下町のラッキーの店に寄って帰宅。


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幾年耐えて、今日の初霜。

2009-12-21 11:23:14 | インポート

十二月十九日(土)晴れ。

 朝起きて、外を見たら、前の工場に駐車してある車の屋根が、霜で真っ白となっていた。寒いはずである。ニュースでは、横浜では、初霜だそうだ。初霜という言葉を聞くと、三島由紀夫先生の辞世を思い出す・・・

 益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに

   幾年耐えて今日の初霜

 

 誰に見られるでもなく、初冬に出来る霜。しかし、この霜が降りなければ、冬の訪れがない。次の季節の訪れを、先駆けて散る、自身に重ね合わせたのだろう。

 お隣の支那では、その昔、霜は天から降ってくるものと考えた。有名な張継の七言絶句「楓橋夜泊」に、

 月落烏啼霜天満(月落ちて烏啼き霜天に満つ)

とあるように、当時の支那人はロマンチックだった。

 

 午前中は、家族で居間の片付け。読んでしまった本や、DVDなどが山積みとなっているので、整理をして、事務所に運んだ。居間は片付いたが、事務所がヒドイことになってしまった。

 

 午後から、マイカル本牧にて買い物。その後、子供をアイススケートに送ってから帰宅。パソコンに向おうかと思ったが、横になったら、そのまま六時近くまで寝てしまった。カタギの衆とお天道様に申し訳ないと思ったが、今日は土曜日なので、マッいいか。

 

 明日、忘年会が二つ入っているので、今日は休肝日とした。昨日、伊勢佐木町で、「バトル・フォー・スターリングラード」前編・後編各五百円を買った。前半部分を見ていたら眠くなってしまい、そのまま寝た。折角買ったのだから、見ようと思うのだが、退屈そうだ。

 昼寝をしてしまったことに加えて、飲んでいないので、眠れそうもない。本を読もうかDVDを見ようか、ここが思案橋。

Img232 ※一枚500円ですから、つい買ってしまいました。


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久し振りの中破・良飲。

2009-12-19 23:51:18 | インポート

十二月十八日(金)晴れ。

 今日も寒かった。考えてみれば、もう十二月も半ばを過ぎたのだから、寒いのは当たり前だ。子供達が学校へ行った後は、自宅で、機関誌の編集。かつて野村先生が、ロック歌手の内田裕也氏と「週刊プレイボーイ」で対談をしたことがある。それを、再録と言う形で、原稿に起こしている。

 

 三時半から下の子供を連れて歯医者。終了後は、伊勢佐木町の有隣堂へ行った。何と、郷土史のコーナーに田中健之氏の本があった。「横浜中華街ー世界最強のチャイナタウン」(中公新書・820円)という本である。こういったものも書くのかと、チヨット感心した。田中氏とは彼が高校生ぐらいの時に、亡くなられた松本効三先生にご紹介された。玄洋社の平岡浩太郎の曾孫で、アジア独立運動史を研究している。

 その田中氏の本に加えて、「消えた横浜娼婦たちー港のマリーの時代を巡って」(檀原照和著・データハウス・1700円)を買った。横浜市史は私のライフワーク。

 

 夜は、我が酔狂亭に客が来るので、酒のつまみの買い物。鳥のぶつ切りの唐揚げ。納豆と山芋の和え物。牛レバーの唐揚げ中華風。冷奴の山わさび添え。「山猿」という麦焼酎を楽しんだ。十一時まで。久し振りの中破・良飲。

Img227 ※田中健之氏の本です。チョツト意外でした。

Img229 ※横浜に関して書かれた本を集めています。

コメント (2)
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文字を読むのではなく、人を読む。

2009-12-19 23:24:40 | インポート

十二月十七日(木)晴れ。

 いやはや寒い一日だった。午前中に、お世話になっている方にご挨拶の為に東京行き。いつも貴重な話を聞かせて頂き、本当に感謝している。とんぼ返りで横浜に戻り、家人と合流して、銀行、郵便局と回って、中華街の「中華飯店」にて昼食。私は、パイコー飯にモツ炒め。愚妻と、子供は、えびそばと高菜そば。昼間なので一杯やれなかったのが残念。

 

 昼食後は事務所にて、五時過ぎまで仕事。帰宅後は、20度の「いいちこ」を飲みながら、夕食を済ませて、読書。岐阜の読書人、細川嘉彦先生に勧められた、山平重樹氏の「最強の経済ヤクザと呼ばれた男ー稲川会二代目石井隆匡の生涯」(コアマガジン・1600円)を読んだ。

 先日、読了した、「実録・神戸芸能社」もそうだが、山平さんの本は、人物を通して、時代を読めるので、とても勉強になる。特に、私は「人物伝」が好きなので、こういった本は楽しい。そういえば、文春のS谷氏からご恵送された佐野眞一氏の「鳩山由紀夫」に関する本を事務所に置いてきてしまった。近々、ご紹介してみたい。

Img230 ※、山平さんの真骨頂ですな。


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大行社の納会に出席。

2009-12-19 23:07:17 | インポート

十二月十六日(水)晴れ。

 今日は、午後一時半より、大行社の幹部会と納会が行なわれる。大行社本部のある田町の駅にて、正午に、戦前の民族派の資料をまとめたものを本にする、というN氏と待ち合わせをした。戦前の民族派団体とその運動を解説したものだが、企画書を見ただけでも、良くこれだけのものを集めたかと、感心してしまう。値段も相当なものになるだろうし、ともかく編集が大変だ。微力ながらご協力をお約束させて頂いた。

 

 一時半より、幹部会議。山口申、四宮正貴、保坂龍廣の諸先生に次いで、年末のご挨拶をさせて頂いた。

 

 四時より、三田の某中華料理店にて納会。慶應の小林節先生とご一緒のテーブルとなり、やはりここでも、小沢一郎の話が中心となった。料理がとても美味で嬉しかった。

 

 二次会は、六本木に転戦してカラオケ大会となった。飲み始めが早いせいもあって、自宅に戻ったのも早かった。そのまま布団に入って寝てしまった。

 

 時代物作家の宮城賢秀さんから、著書をご恵送頂いた。宮城さんは、もの凄いスピードで本を出版される。以前も、宮城さんの「出版百冊記念」のお祝いに出席させて頂いたが、その後も、毎月のように新刊本を頂く。事務所の本棚には、「宮城文庫」が出来ている。

Img228 ※是非、ご一読をお願い致します。


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