四月十二日(土)晴れ。
今日は、愚妻と共に神宮球場に六大学リーグの法政VS早稲田戦を観戦に行くために東京行き。新橋駅にて隠岐康氏ご夫妻や隠岐氏の友人氏と待ち合わせ。早く着いたので駅周辺を散策した。野村事務所が赤坂見附にあった頃は新橋で降りて、天気の良い日は歩いて事務所に行っていたので、SL広場の周辺は見慣れた景色だった。しかしそれももう二十年以上も前のことだ。人も変われば、当然街並みも変わる。植木等のギャグではないが「お呼びでない」。
隠岐氏らと合流して神宮へ。今日は野球観戦と言うよりも、法政大学の応援団長として活躍している隠岐氏のご子息、龍一君の応援団長ぶりを見学に来た。私は、陸上競技以外のスポーツには余り興味がない。神宮がヤクルトの本拠地ということぐらいは知っているが、ヤクルトの選手の名前を一人も知らない。
龍一君と初めて会ったのは、彼が小学生の低学年の頃だった。その後、幾度かお会いしているが、この二三年はご無沙汰。久しぶりに会った彼の凛々しい姿に、正直言って感動した。応援団ということもあって学生服姿がとても様になっているのだ。それに試合の応援パンフレットの表紙にも彼の写真があって、さらに感動。
試合が始まっても、ほとんど試合を見ずに応援ばかり見ていた。団長ということもあって、要所々の所で応援の指揮を執るのだが、そのカッコの良いこと、ホレボレしてしまう。また、出番のない時は、座って試合を見ているのだが、ただ座っている、後ろ姿もきまっている。後ろ姿が絵になる男なんて、そうザラにはいない。愚妻もカッコイイを連発していた。
現在の隠岐氏の温厚な人柄からは想像がつかないが、実は、隠岐康氏も、青山学院時代は応援団長として活躍した。正に親子鷹という訳だ。女の子しか育てていない私にとっては、実に羨ましい限りだ。
試合は、全く法政が良い場面を作れず、応援も堪能したので、五回で退席。初夏を思わせる良い天気なので、銀座の「ライオン」で喉湿し。ライオンは今年で開店八十年を向えたそうだ。店内は創業当時とほとんど変わっていないということ。このお店の「アイスバイン」(骨付き、塩漬け豚のスネ肉を茹でたもの)が好きだ。土曜日とあって、店は満席。したたか飲んで解散。