白雲去来

蜷川正大の日々是口実

食に関する本を二冊。

2021-09-14 14:47:55 | 日記

9月6日(月)雨。

雨か・・・。早々と厚手の毛布を出した。これからイッキに秋が深まって行くのだろうか。野村先生の句集『銀河蒼茫』の「秋の句」の最初は、「まためぐる秋のさみしさ 天の濃さ」である。来月は「群青忌」である。緊急事態宣言下、これまでのように遠来の同憂、同志、社友皆さんと一堂に会することが出来るのだろうか。大変な時代になったものだ。

歯医者の帰りにランドマークタワーにある書店に行った。何かを買おうという気もなく、加えて不如意なこともあり、単に書籍浴程度に背表紙を目で追っていた。ノンフィクションのコーナーに、背のすらりとした細身のロン毛のおオネエさんが棚から本を手に取ってみている。フラフラっと吸い込まれるように近くに行って同じように本棚に目をやれば、『中国くいしんぼう辞典』(催岱遠著・みすず書房)と『作家の手料理』(野村麻里編・平凡社)の二冊と目があった。お腹が空いているせいもあって、しばらく立ち読みしていると、気が付けば美人?のオネエさんは消えており、二冊の本が「ネェ買って、買って」とささやいているような気がして、思想信条を忘れて二冊を衝動買いした。

最近は、なぜか政治的な本を読むのが苦痛になっている。勉強の為と言うよりも単に楽しみのために読む方が多くなった。まあ言い訳をさせてもらえば、「楽しみで読んでいる本が、いつか『たしなみ』に代わるようにと思っている。

夜は、カツオのたたき、おでんを肴に、酔狂亭にて独酌。


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長安もいいなぁー。

2021-09-09 17:55:48 | 日記

9月5日(日)曇り。

何の映画かは忘れたが、映画の中の台詞に「民主主義は輸入した野菜と一緒だ。すぐに腐る」というものがあって、うまいこと言うなぁーと思ってメモした。映画の題名をメモしなかったのが、慌て者の私らしい。

遅い朝食は、もやしのあんかけ炒め、ロースハム。昼は抜いた。夜は、我が家で焼肉。レタスサラダにサバのみりん干し。お供は、盟友が送ってくれた「伊佐美」。酔狂亭にて独酌。

出かける時にポケットに入れて持ち歩いている司馬遼太郎の『長安から北京へ』。私が買ったのはアマゾンの古書だが、奥付を見ると初版が1979年で、私の物は2015年7月の第9刷。一刷でどのくらいの部数を発行するのかは知らないが、9刷とは凄いなぁー。昨日、「上海に行きたい」と書いたが、長安(現在の西安)にも行ってみたい。現在では歴史的建造物は有名な大雁塔以外あまり残ってはいないらしいが、それでも当時、遣唐使として多くの日本人が訪れた唐の都に足を踏み入れてみたいのだ。遣唐使ではないが、検討し、てみたいと思っている。


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叶わぬ海外旅行。

2021-09-09 16:54:56 | 日記

9月4日(土)曇り。

今年の春頃は、毎日発表される東京都のコロナの罹患者が500人ぐらいでもヒエーっと思ったのに、あっという間に3千人超えである。ヒェーどころではなく、ギャーッという感じになった。何かワクチンの接種も三回目を予定しているとのニュースで言っていた。これまで人類は様々なウイルス、病と戦ってきた。多大な犠牲を払って克服して来たが、人類の英知を持って一日も早く克服して貰いたいと思っている。

旅に出たいなぁーとと思っても、海外どころか国内旅行に行くのも躊躇われる。もう若くはないので、体力のあるうちになるべく海外旅行に行ってみたいと思ってはいるが、このコロナ禍では如何ともしがたい。どこに行きたいか・・・。と問われたならば、野村先生との思い出の地であるシチリア島をもう一度訪れてみたいが、仮にコロナが収まったとしても、ローマ、ベネチア、シチリア島を巡るのには10日は必要だ。正直言って物心ともそんな余裕はない。

では、これまで二度ほど行ったが、食い足りない思いがある上海を再々訪してみたいと思っている。戦前、児玉誉士夫先生や川島芳子の定宿だったホテル、ブロードウェイマンション(上海大厦)と和平飯店に泊まり、また阿片王と言われた里見甫の事務所のあったピアス・アパートなどを訪れてみたい。今は、ユーチューブでかつての日本人疎開のあった場所を見て楽しんでいる。

夜は、カツオ、牛丼、ナポリタン。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。※写真は11年前、盟友のお世話で行った「上海万博」の際に訪れた、ガーデンブリッジにて。


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菅総理総裁選に出馬せずのテロップが。

2021-09-07 17:57:22 | 日記

9月3日(金)雨。

昨夜は、久しぶりに休肝日としたので、朝が楽だった。朝は、総菜で買った天ぷらで「煮天丼」、ほうれん草の味噌汁。昼は、厚めに切ったトースト一枚。夜は、二か月ぶりに、仲良しさん達との食事会を某所にて行う。皆さんワクチンの二回目を終えた人たちばかり。それでも細心の注意を払って恐る恐る飲食した。当然ながらそこの一軒のみで解散。

午後のニュース速報で菅総理が総裁選挙に出馬しないというテロップが流れた。私のような素人には政治の世界のことは良く分からない。それでも、在任中は(今も)なんでもかんても「〇〇の責任を取って辞任しろ」と言っていた野党が、いざ辞めるとなると「無責任だ」と言い出す。こっちも良く分からん。確かに、コロナ禍が中々収まらない中で、国民の不安と不満は、現政権、とりわけトップの総理に向くことは仕方がないことだ。緊急事態宣言を何度も出してけしからん。と言うが、これ以外に人流を規制する法がないのだから仕方がない。何か良い方法があったら教えてほしいと思っているのは、案外菅総理かもしれない。野党が政権を取ったならばコロナが終息するなんてことを本気で考えている人がいるのかな。

野党は、不人気となった菅政権の下で衆議院選挙をやりたかったのだろうがアテが外れた。誰が、総裁、総理になるのかは分からないが、就任した当初はご祝儀相場で支持率が上がるだろうから、さほど減らさないで済むかもしれない。しかし自民党はしたたかだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 


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思い出の街、タオルミーナ。

2021-09-06 18:28:55 | 日記

9月2日(木)雨。

いやー寒い朝だった。慌てて毛布を出した。「寒い朝」と書くと、その昔流行った吉永小百合とマヒナスターズの歌を思い出す。中学生の頃に二年ほど牛乳配達をしていた。東条英機さんなどの戦争指導者のご遺体を荼毘に伏した久保山斎場の近所を配達したのだが坂が多くてとても難儀した。牛乳配達は新聞配達と違って、帰りも空の瓶を回収するので往復自転車に瓶を積んで行く。本当に体力勝負のバイトだった。

先日、NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組で、シチリア島のタオルミーナという街の特集をやっていた。その街は、もう30年も前に野村先生のお供をして行った場所であり、とても懐かしく、かつ興味深く見た。確かタオルミーナには二日いて、元修道院を改装したというホテル、サン・ドミニコ・パレスに泊まった。映画「グランブルー」で、ジャック・マイヨールとエンゾ・モリナーリが再会するホテル。ガラス張りのエントランスが印象的である。そのホテルの庭で野村先生のインタビュー・ビデオを録画した。

テレビのタオルミーナ特集で驚いたのは、30年前に昼食をとったレストランと、そこの娘さんが映っていたことだ。当時、先生と一緒に座った席、料理を運ぶ娘さんもあの時のままだ。テレビを写真に切り取る方法を知らないので当時の写真と並べることが出来ないのが残念である。

夜は、寒いので「鳥鍋」を囲んだ。このまま一気に秋が深まるのか。※この時の娘さんがテレビに出ていた。


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