なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

けいれん発作

2015年12月04日 | Weblog

 昨夜の当直医は整形外科の若い先生だった。70歳男性がけいれん発作で救急搬入された。この方は1年半前にもけいれんで救急搬入されている。この時は短時間で治まっていて(搬入時にはけいれんなし)、神経内科外来を受診したが、経過観察となっていた。昨夜は搬入された時も続いていて、けいれん重積状態だった。 セルシン5mg2回とホストイン点滴静注をして治まったが、2回血液ガスを採取しているから、数10分続いたようだ。pH7.2のアシドーシスになっていた(よく血液ガスをとったものだ)。頭部CTは異常なしで、他にも急性症候性けいれんとしての検査もしていた。

 今朝は意識清明で、神経症状はなかった(筋肉痛あり)。後は神経内科の問題になる。それにしても、臨床研修制度後の先生は、初期対応がちゃんとできるのだなあと感心した。県内でも有数の臨床研修病院の出身で、そこは研修医だけで50名近くいるそうだ。

 昨日のドクターGは、洛和会丸太町病院の上田剛士先生。右膿胸の50歳代男性が右腹痛(臍部右側)で受診して、右膿胸の関連痛(Th11)だったという内容だった。鑑別診断の考え方に感心して見ていた。ケアネットTVで見ていたが、ドクターGで見るとまた違う。大部の著書も出されているが、すごい若手がいるものだ。当方は、できる先生の著書を購入したり講演を聴いたりして、ずっと後ろから追いかける(絶対追いつけない)作戦だ。

コメント
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