5月27日土曜日、血液透析で通院している83歳女性が前日に転倒してから左股関節痛があった。
前日の夕方に転倒していた。起き上がると左股関節痛があったが、横臥すると痛みが軽快するので、その日はそのまま就寝した(寝返りでも痛いと思うが)。
土曜日は透析日なので、家族に支えてもらって病院にやってきた(院内では車椅子を使用)。大学病院からバイトに透析医は来ているが、透析以外には対応しないので、救急外来の扱いとなる。
日直の内科医が診察して、骨盤X線を撮影した。左大腿骨頸部骨折で短縮していた。
短縮しているが骨折は不明と判断して、CTで確認していた。
さらに、CTで骨折はあるが新鮮なものか陳旧性か不明と判断して、MRIも行っていた。
MRIで骨浮腫像があり、新鮮な骨折として入院させていた。
というわけで、X線・CT・MRIをいっぺんに検査されたのだった。ずっと基礎医学の研究をされていた先生で、今年から臨床に携わっておられる。とても理論的な対応をされているが、通常はそれはないかも、というところはある。
今日は整形外科医が診て、地域の基幹病院整形外科に紹介していた(当院は手術できない)。手術日の前日に転院して終わったらリハビリ転院で戻って来る、となる予定だ。