● 9月号 インタビュー 朴元淳「民主主義の咲き誇る都市へ」を読んで
須山敦行
◎ 感想
お隣の国の首都でのことなのに、私はまるで知らなかった。
何かの集会で(都知事選のまとめ集会?)、ソウル市長、ソウルスタイル、ということを聞いたことがあった、という気がするが。
貴重な、先進モデルとして、私たちに希望を与えてくれるものだ。
「協力型」の人間観に基づいた、社会、制度作りは、感動的だと感じた。
◎ 抜き書き(キーワード となる言葉)
「革新」と「協治」の民主主義
・ 持続可能な都市づくり
・ 人間が人間らしく生きられる
・ 「革新」と「協治」
・ 協治 すなわち市民と協力して市政を進めていく
・ エネルギー面で自立していくビジョン
・ 「市民が市長」をスローガンとして
・ ソーシャルメディアセンター
・ 市民発言台
・ 現場市長室
・ 住民参加予算制
・ 政策博覧会
・ ソウル型自治
・ ソウル型民主主義
・ 「ソウルスタイル」
・ 自分だけで仕事をするのではなく、市民の力を引き出していくことが仕事だ
・ 職員だけが働いても、成果は一過性のものです。
・ 市民の力が引き出されるならば、それは持続的な成果をもたらします。
・ 「エコマイレージ」
・ エネルギーコンサルタント
自治体内の分権と完全な情報公開
・ 予算を住民が自主的に決定しています。
・ 完全な情報公開が鍵になります。
競争ではなく協力の教育へ
・ 競争主義的な教育に反対し、民主教育の理念を掲げた市民活動家のチョ・ヒヨン氏がソウル市教育監に当選しました。
・ 創造的思考を持つとともに、協力と配慮をすることのできる人です。
・ ソウル市が追求する教育の方向は、やはり、成果主義に陥った「孤立型」ではなく、共同体とともに助け合って成長していく「協力型」の人の育成です。
・ 全市民が誰でも生涯にわたって均等かつ質の高い教育を受けられるようにするための「教育都市ソウル基本計画」
・ 開放的な教育
ソウル・東京・北京 東アジア三都市の交流へ
・ なぜ東アジアはEUのような共同体について構想しないのか