「長谷部恭男教授に聞く-安保法案はなぜ違憲なのか」を読んで
『世界』8月号 須山敦行
《内容から》
◎ 法案も答弁のあいまい
首相の答弁は
いまのこの時点では彼は「そういうつもりはない」と言っているだけです。
彼の考えが変わりさえすれば、政府が必要だと考えるのであれば
どんなことをするのかわからない。
歯止めはない
ホルムズ海峡の機雷掃海
首相は行使できるといい、公明党の山口代表は、そうではないと言う。
◎ 憲法審査会後の反論に応えて
砂川判決による反論
批判者が抜き出している部分を含む段落の結論は
「憲法九条は、わが国がその平和と安全を維持するために他国に安全保障を求めることを、何ら禁ずるものではない」
九条は日本がアメリカに安全保障を求めることを禁じていないと言っているだけです。
日本の集団的自衛権とは関係がありません。
砂川判決については、今言ったとおり、そもそも集団的自衛権の行使を最高裁が許容する意図自体が認識できません。
◎ もしも法案が成立したら
そんな、諦めたようなことを言ってちゃだめです(笑)。まだまだ闘わなきゃ。
※ インタビューアーは、たしなめられました。
自民党の推薦した憲法学者の長谷部さんが、こう言っているのです。
みんな、闘いましょう!