●アムネスティ通信 「食品・日用品の陰にある児童労働・強制労働」
(『世界』4月号) を読んで
須山敦行
パーム油 のこと、知っていました?
...
パーム油は、アブラヤシの実から採れる。
世界で一番多く生産されている植物油脂である。
最大の生産地はインドネシア。
熱帯林の伐採などの深刻な環境破壊を起こしている。
二〇〇四年、持続可能なものとするため「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」を設立。
RSPOの認証を受けると、「持続可能なパーム油」と表示される。
しかし、(それだけではない。)
農園での労働搾取の実態。
低賃金、長時間労働、八歳から、パラコートという毒性の強い除草剤の使用、
世界的に有名なブランドを展開する企業九社が、ウィルマー社などの労働搾取をしている農園のパーム油を使用している。
RSPOを隠れ蓑として、倫理的に正しい製品を選択している消費者を裏切っている。
うーむ。『世界』が、また目を開かせてくれた。