「そういう風にできている」
● 内田博文 「共謀罪と治安維持法」(『世界』2017年5月号)を読んで。
須山敦行
「日本は戦争国家に向かっている。」
「直接戦地へ行かなくとも、誰もが戦争国家のなかにどっぷり巻き込まれていく。
そういうなかでの『共謀罪』だと捉える必要がある。」 〔p.59〕
「『テロ対策』という表面的な『立法事実』・『立法趣旨』の裏に隠された真の狙いに注意しなければならない。」
「治安維持法の制定及び拡大がそうであったように、『共謀罪』の創設も安保法制や秘密保護法などとの関連において捉える必要がある。」
「いざ憲法を改正し、今以上に世界中に軍隊を派遣できるようにする時には、反対者がもっと広範に出てくるだろう。
それを徹底的に取り締まれる法律が必要になる。
その時に共謀罪は、その気になればいくらでも使える。
そういう風にできているというのが要点である。」
というわけで、五月三日は、有明防災公園に釣竿持って行かなくては!