zoomの『世界』を読む会・ 2月例会の報告
zoomの『世界』を読む会・2月例会が、2月28日(金)、午後7時半より3名の参加で行なわれました。
■ 今月のテーマは
・緒方義広「大統領の「内乱」」
・筒井淳也×首藤若菜「年収の壁と働き方の壁」
・青木 理「大阪地検の闇の奥」
の3本でした。
◎ 第一テーマ・緒方義広「大統領の「内乱」」
知っている範囲の記述で物足りない気がする。事態への見方、民主主義の未成熟か否かなどに関して、判断をしようとしていない。韓国は直接民主主義に関して、日本に比べて大きく進んでいる。女性の声には、強い家父長制社会であることの影響があるだろう。隣の国への関心を持って注視したい。
◎ 第二テーマ・筒井淳也×首藤若菜「年収の壁と働き方の壁」
「正規・非正規」の壁こそが、格差社会、貧困の原因であるが、「一〇三万円の壁」問題は、ジェンダーによる家庭内分業、「正規・非正規の壁」の固定化につながるのではと言っている。これらの論稿が、国民民主党の、「生存権だ」というワンイシュー戦略へ惹かれている現役層の感情に正面から答える内容でなく、このままではその流れがますます強まる恐れを感じる。複雑化する内容を、分かりやすい議論にして提示する必要を感じる。
◎ 第三テーマ・青木 理「大阪地検の闇の奥」
天皇制の残滓、戦前との地続きということを感じさせる内容だ。取り組み始めた検察改革に注目したい。
などと、話し合いました。
■2月号のその他のお薦め
・井内 「ウクライナ戦争の戦争責任をどう論じるか」宇田川幸大
「熟議の在り処」 赤坂幸一
・巻 「フェリンゴ女子刑務所へようこそ」 木原育子
◎ ZOOMの『世界』を読む会、3月例会 の予定
●日 時 3月28日(金) 午後7時半~9時半
※ 月末の金曜が定例です。
○共通テーマ
・「国際刑事裁判所 危機の深層」 尾﨑久仁子
・「450時間の痛みを生き直す」 伊藤詩織
・「〝最後の独裁者の素顔〟」 魚住昭×清武英利
○参加ご希望の方は連絡下さい。案内を差し上げます。
● 連絡先 須山
suyaman50@gmail.com

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