『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

富岡の『世界』9月例会、8名で。

2020-09-16 18:18:41 | 日記
 16日、富岡の『世界』を読む会が、8名の参加で行われました。
 本田論文「可視化されたベーシックインカムの可能性」では、ベーシックインカムということにこれまであまり知識がなかったというのが大方の感想。その上で、財源、勤労意欲など様々な不安が語られ、果たして現実的な政策なのかと。しかし、コロナ後の世界で一つの根本思考としてテーマになるのはいいことだ、などなど話し合う材料満載という感じでした。
 今回、一番時間をとったのは、このベーシックインカムの議論でした。
ハーバーマス「人間の尊厳と生命権は不可分」では、ドイツでの議論のレベルが日本とは随分違うなという感想。この議論のもとになる世界の死者と老人の割合などのデータを郡山さんが準備して下さって、参考になりました。それにしても、日本や東アジアとの二桁の死者数の差は、原因が解明されていませんね。
 「森の中の死」と「ウイグル日記」は、時間が足りなくなって少ししか話し合えませんでした。けれど、中国の人権状況というのは、引き続き重大な問題だということ。関連して、大坂なおみ万歳と「ブラック・ライブズ・マター」のTシャツを購入した赤石さんなどが雄叫びを上げて? 声を上げなくてはということが話されました。
 
 今月のテーマは
 ・「可視化されたベーシックインカムの可能性」   本田浩邦
 ・「人間の尊厳と生命権は不可分」
        ユルゲン・ハーバーマス、クラウス・ギュンター
 ・「森のなかの死」         アパレシーダ・ヴィラサ
 ・「ウイグル日記(上)、(下)」         川嶋久人
           でした。
 
 ◎ 富岡の雑誌『世界』を読む会、10月例会 の予定
  ●日 時 10月14日(水)
  ●場 所 富岡市生涯学習センター第三学習室
  ●時 間 午前9時半
  ●持ち物 雑誌『世界』10月号
  ○共通テーマ
   ・「脳力のレッスン 222」        寺島実郎
   ・「共犯ではないメディアのために」     南 彰
   ・「放送労働現場の砂漠へようこそ!」   山口香津美
   ・「陸上イージスの命運はなぜ尽きたのか」  藤岡 惇
   ・「再び戦場の島とさせないために」     伊波洋一
         です。
 
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