連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

死亡診断書

2011-03-03 21:03:58 | 日記・エッセイ・コラム

3月3日ひな祭りの朝に、高齢の患者が、新紀元を迎えた。

骨髄形成症候群からの急性白血病転化で

染色体異常が、23対中15対にもおよんでいた。

治療によりDIC改善、白血病細胞も消失し、造血能は回復してきたが、

すべてを使いつくした老衰のような穏やかな最期であった。

死亡診断書をかきながら、私はどなたに書いてもらうのかなと

今までは考えたことが無い考えがわきあがった。

105歳で亡くなった伯父は、元気な時は、私の死亡診断書を望んでいたが、

約束を果たせない、急激な安らかな最期であった。

生を受けるときに見守ったまなざしの主

死せるときに見守るまなざしの主 

見守る主が異なるのは幸せな生を全うした証ではないかと思える。

ともに愛情深く見守るが、喜びと、悲しみの違いがある。

コメント (3)
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