野戦病院から、震災前の体制に復帰。
重症患者1名の護送を含め、入院患者の移動は30分で完了。
外来のセットアップ、清掃は約1時間。
外来受診患者の採血開始、10時15分。
本日は、他の病院から2名の患者が入院となる。
入院中の母親は新潟に搬送された原発避難区域の南相馬の方が1名。
外来受診患者に家族の安否が次第に判明するにつれ、津波の猛威を実感。
家族もだけど、家畜も津波にのまれた。
津波が運んできたもので覆われて、
掘っても掘っても元の大地は出てこない。
暑くなる前に、死んだものは、土にかえるか?
疫病の源になるのではないか?
と不安そうな被災者。
死者、死せるものへの弔いは、
震災前と同じにはいかない。
そのことの記憶は、今後どのような陰影を落とすのだろう?